フランス観光を楽しもう!地方を巡る旅シリーズ●ヌーベル・アキテーヌ●ボルドー①


今日はボルドーBordeauxの町を訪ねてみましょう。

ボルドーは新しく再編された、ヌーベル・アキテーヌ地域圏Nouvelle Aquitaineの首府。この地方は今やフランスでいちばんの広さを誇る地域圏ですから、ボルドーの町の役割は重要です。


歴史を遡っても、ボルドーはなかなか面白い履歴を持っています。

1215世紀、ボルドーがイギリス領だったことをご存知でしょうか?

アキテーヌ公妃アリエノールが、のちに英国王となるヘンリー2世と再婚したことにより、ボルドーを含むアキテーヌ侯爵領は、実質イングランドの支配下となったのです。


英国統治時代の名残、大鐘楼Grosse Cloche

この英国統治の約300年間で、ボルドーワインはイギリスをはじめ北ヨーロッパの国々に輸出され、名実ともに「ワインの銘醸地」として繁栄しました。

その後の英仏の百年戦争では、ボルドーは英国側についたといいますから、いかにこの時代がボルドーにとって特別だったかがわかりますね。

これによりフランス王のひんしゅくを買い、自治をはく奪され不遇を囲うことになるボルドーを、再び救ったのもそのワインだったと言われています。

 

ボルドーとワイン。
わたしたちが思っている以上に、その絆は深いようです。

明日はもう少し、ボルドーワインのあれこれを探ってみましょう。

 








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