コースや大会概要も発表され、ファンにとっては待ち遠しい限りですね。
開催日程は7月1~23日。この間たった2日の休息日(移動日)を除いて、選手たちは21のステージ、トータル3516kmを駆け抜けます。
コースの構成は以下のとおり。
平坦ステージ:9区間
起伏の多いクラシックステージ:5区間
山岳ステージ:5区間
タイムトライアル:2区間
グランデパール(出発地)はドイツのデュッセルドルフで、ドイツ国内を出発するのは30年ぶり4回目。その後ベルギー、リュクセンブルグの国境を渡りながらフランスに突入、ツール・ド・フランス初の町や通過ポイントは10か所にも及びます。
大会関係者の弁によると、本大会は「例年より勾配の厳しいコース」とのこと。フランス人選手のバルデも「知らない上りがある」と述べるほど、一筋縄ではいかないコースのようですね。優勝を勝ち取るには、個人のタイムトライアルのみならず、例年以上に山岳ステージでの出来不出来が大きくかかわってきそうです。
加えて本大会は、頂上フィニッシュのステージが3つと少なめで、上りだけでは差をつけにくいとの見解も。よりいっそうダウンヒルの技術にも注目が集まりそうです。
2015年より復活した、ボーナスタイムのシステム*も、うまく味方につけるべきでしょう。
次回は勝敗のカギをにぎるであろう、山岳ステージについて少し見てみましょう。
*各ステージの1位に10秒、2位に6秒、3位に4秒のボーナスタイムをつけること