フランス観光を楽しもう!地方を巡る旅シリーズ●ミディ・ピレネー地方●ルルド


 フランスの観光地には、大きな特徴を持つ場所もあります。なかでもルルドの町は、世界に類を見ない、独特な雰囲気かもしれません。そう、ルルドはキリスト教と深い関係を持つ町なのです。

ルルドは、1858年、聖母マリアが現れたと言われている町です。その日から、ルルドはキリスト教の聖地として、世界中から多くの観光客や巡礼者を集めています。その数たるや、毎年約600万人!ルルドの人気のもう一つの理由は、奇跡を起こすと言われるマサビエルの洞窟の泉です。体の不自由な人や、病気・問題を持つ人が、健康を祈ってその水を取りに行くのです。


観光的には、ノートル・ダム・デュ・ロゼール大聖堂や、聖母マリアに出会ったとされるベルナデット・スピルーの生家などが興味深いのではないでしょうか。4~10月の夜には、巡礼者や、祈りを捧げる人たちのろうそく行列が見られます。無数のろうそくの灯と朗々と響く讃美歌……「信仰」の持つ圧倒的な力が感じられる、特別なひとときです。是非体験してみてください。






フランスエクスプレス
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