<王の嫉妬の為せる業??フランスの美と技術を結集した城>
まずは何はさておき、ヴェルサイユ宮殿Château de Versaillesを訪ねてみましょう。
crédit photo(下):©THOMAS GARNIER
ヴェルサイユ宮殿はもともと、1623年、フランス王ルイ13世によって建てられた狩りのための小さな館でした。その後即位したルイ14世が、臣下フーケの建てた居城のすばらしさに嫉妬し「史上最も大きく、最も豪華な宮殿を!」と望んだため、現在のような姿になったと言われています。あわれフーケは濡れ衣を着せられ投獄。その間ルイ14世は彼の城の建設スタッフをすべて引き抜き、自身の城の建設に当たらせたのでした。
その後フーケはどうなったのでしょう?……二度と自分の城に足を踏み入れることなく、この世を去りました。
いつの世も、上司の不興とは買うものではありませんね。
明日は、ヴェルサイユ宮殿をもっと楽しむための、ちょっとしたテクニックをご紹介します。