モンブランマラソン2015 (スカイランニング ワールドシリーズ)


2015年6月25日~28日 フランス・シャモニーを舞台とする「スカイランニング・ワールドシリーズ モンブランマラソン」が開催されました。

スカイランニングとは、山岳や未舗装路(トレイル)を走る、トレイルランニングの中でも、標高2000mを超える高地のセクションが多く、文字通り「空を走る」感覚の競技性の高い高地山岳ランニングのジャンルを指します。

大会はこの期間に

26日: ・ウルトラ(距離82㎞、総獲得標高6020m)
・kmバーティカル(3.8㎞、獲得標高1000m)

27日: ・クロス(距離23km、1665㎞)
・ミニクロス(キッズレース)
・10kmレース

28日: ・マラソン(42.2㎞、2730m)

の、6つの種目が開催され、世界各国から多くの参加者が集まりました。

メイン会場は「ウルトラトレイル・ドゥ・モンブラン(UTMB)」と同じ、シャモニーの中心地「Place de Mont Blanc と、Place de Triangle de Amitie」で、大会期間中は大変な賑わいを見せます。



会場には世界のトップトレイルランナー、スカイランナーが集まり、2013年2014年にUTMB100マイルで男子選手に混ざって総合14位という驚異的な記録で女子優勝をしたロリー・ボジオ選手や、フランスを代表するウルトラトレイルランナーのセバスチャン・セニョー選手の姿もあり、「バーチカルkm」という山のふもとから山頂まで「標高差1000m」を限りなく直線的に登頂するという、距離は短いがもっとも運動負荷の高い種目には、トレイルランニング、スカイランニング界のレジェンド「キリアン・ジョルネ」選手も参加しました。

私はモンブランマラソン・ウルトラ82㎞に出場しました。


26日 朝4時、シャモニーのPlace de Triangle de Amitie を1300名のランナーがスタート!

ウルトラ82㎞はシャモニーを起点に西側と東側の山脈を大きく1周し、一度スイス国境を越えてエモッソンダムを通過し、その後折り返し、東側の山脈(モンブラン側)を通過してシャモニーに戻ってくる、合計5つの大きなピークを越える難コースです。




コースは終始モンブランをはじめとする素晴らしいアルプスの絶景の中を進みます。

たいへん険しく厳しいルートを通過してゆきますが、充実したエイドステーション(補給所)、危険個所には大会スタッフが設置され、安全に配慮された運営体制が整えられていますが、基本的にはほとんどがフランス語での対応となり、万が一のトラブルや負傷を考慮すると、やはりツアーでの参加がお勧めです。

私の近くを走っていたランナーも転倒し、レースを続行できなくなった方がおり、こうした事態にはその後のフォローをするサポートがとても大切だと実感しました。


大会スタッフの見守る、最難関のコル・ドゥ・ラ・テラス2645m 通過ポイント。

最後まで壮大なアルプスを走り抜ける感覚は、日本では経験できない素晴らしい体験の連続でした。
非常に厳しく、苦しい時間もありましたが、17時間49分で無事シャモニーにゴールしました。

翌日27日には女性ランナーやビギナーランナーが多く参戦する「クロス23km」や「ミニクロス」キッズレースが開催され、多くの家族連れやカップルでの参戦があります。

大会中にはミュージシャンによるコンサートやイベントも多く開催され、応援するサポーターにとっても充実した滞在を楽しめる工夫がされています。

2016年は6月23日~26日に開催が決定しました。
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