油絵から味わえるフランスシリーズ ピエール=オーギュスト・ルノワール / 舟遊びをする人々の昼食


 今日も印象派の油絵です。この傑作を描いたのはピエール=オーギュスト・ルノワールです。描かれてるのは、「メーゾン・フルネーズ」と言うレストランで、お昼ごはんを食べている様々なキャラクターです。描くのに三ヶ月掛かった作品で、当時貧しかったルノワールが作品を完璧に仕上げられるかどうかわからずに描いたと言われている作品です。

絵画のキャラクターとしてモデルとなったのが、画家の知り合いでした。さらに、左の下に居る子犬を持つ女性が数年後奥さんになるアリヌ・ハリゴです。後ろにヒポリト・アルフォンス・フルネーズとアルフォンシーヌ・フルネーズって言うレストランの家主の息子・娘です。キャラクターの一人一人が本当に生き生きとしていて面白い絵画です!

印象派の作品として、ルノワールが流動的な筆遣いで、明滅する光に優れた作品を作りました。素晴らしいですね。この絵に見覚えがあるという方もいるのではないでしょうか?実はこの絵は「アメリ」と言うフランス映画に関係しています。ヒントはアメリの近所のアパートに住んでいるおじいさん。おそらく、あの映画を通して見たことのある方がいらっしゃるでしょう。


描かれている「メーゾン・フルネーズ」と言うレストランがまだパリに現存してます。パリに行かれたらその印象の傑作の舞台を現場で見る機会かもしれません。フランスエクスプレスでは、フランス芸術をテーマにするツアーをご提案させていただいております。美術にご興味をお持ちの方にお勧めします。






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