フランスエクスプレス BLOG https://www.france-ex.com ja Travel Blog 日本帰国時の手続きに関する最新情報(2022/4/6時点) http:///blog/item/13060.html http:///blog/item/13060.html ヨーロッパ旅行を楽しんだ後、日本に帰国するにあたって必要な手続きについてご案内いたします。(2022年4月6日時点) ①出国前72時間以内に実施したCOVID-19の検査による「陰性」であることの検査証明の提出 ★外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html 国籍やワクチン接種歴にかかわらず、全ての日本入国者(帰国者)が陰性の検査証明書を提出しなければなりません。 旅行先の医療機関等で、日本政府に認められた検査方法で検査を受け、所定の検査証明書フォーマットに必要事項をして頂く必要があります。日本を出発する前に、所定のフォーマットを印刷して持参しましょう! ※ちなみになお、日本の薬局等でも簡単にキットが手に入る「抗原定性検査」は認められておりませんのでご注意ください。 いつどこで検査を受け、結果を受け取るかは、事前に検査機関を調べて、必要であれば予約を入れるなど、計画的に行う必要があります。 予想外のトラブルが無いとは限りませんので、余裕をもってスケジュールを組むことが大切だと感じました。 ちなみに、私自身が2022年3月にフランスへ出張に行き、帰国前にフランスで検査を受けた際は、午後に検査を受け、当日の深夜にメールで検査結果が届き、翌日の午前に検査機関の方に記入して頂いた検査証明書を受け取る、という流れでした。検査機関の方は英語はあまり話されませんでした・・・(英語については、国により、また都市部か地方かによっても変わってくることでしょう)。 2年以上にも及ぶコロナ禍で、海外旅行も数年ぶりという方も多いと思います。 私は仕事柄コロナ前はしばしば海外へ渡航しておりましたが、先日の出張は久しぶりの海外渡航であり、コロナ禍で以前は無かった様々な手続きが必要となっていることから、現地への入国や日本への帰国がスムーズに行くだろうかと少し緊張したものです。 弊社では、皆様が安心して海外旅行へ出かけられるよう、現地での検査の予約や、検査機関へのアシスタントの同行などのサポートを行います! 不安なことがありましたら遠慮なくご相談ください。 検査証明以外にも提出しなければならない書類や必要な手続きがありますので、以下もご参照ください。 厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html ②検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出 ・・・MySOSアプリを利用しない方は、紙の誓約書のフォーマットを事前に印刷して記入しておきましょう。(MySOSアプリについては後ほどご説明します) ③スマートフォンの携行、必要なアプリの登録 ・・・スマートフォンをお持ちでない方は、空港内でスマートフォンをレンタルしなければなりません。レンタル費用は自己負担となります。スマートフォンをお持ちの方は必ず携帯してください。 また、健康居所確認アプリ(MySOS)と接触確認アプリ(COCOA)をインストールしておく必要があります。位置情報設定・保存も必要です。 ④質問票の提出 ・・・MySOSアプリを利用しない方は、帰国便に搭乗する前にWEB上で質問票に回答し、QRコードを取得・保存しておきましょう。また、「検疫法第 12 条の規定に基づく質問」の用紙も印刷し、記入しておく必要があります。 *2022年3月に空港で帰国便のチェックイン手続きをした際は、このQRコードの提示を空港係員に求められました。空港によって、また係員によって対応が異なる可能性がありますが、いずれにせよ帰国にあたっては必要なものですので、必ず手続きを行いましょう。 厚生労働省(質問票に関して):https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.html ⑤ワクチン接種証明書の提出(任意) ・・・日本帰国後の待機期間の緩和等を希望される方のみ提出が必要です。ワクチンを3回接種済みの方は必ず用意されることをお勧めいたします。 これは旅行へ出発する前に、日本で取得しておく必要があります。「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」、「新型コロナウイルスワクチン予防接種済証」、「新型コロナワクチン接種記録書」、または同等の証明書と認められるものが有効です。必須の記載事項やワクチンの種類なども決められています。 私の場合(2022年3月)は、ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート海外用)(紙のもの)を居住地の役所で事前に取得しました。有難いことに、役所に出向いた日にその場ですぐ発行して頂けましたが、自治体によっては発行まで10日程度時間がかかるところもあったりと、手続きにかかる時間は様々です。直前の申請では間に合わない場合もありますので注意が必要です。 なお、デジタル庁の新型コロナワクチン接種証明書アプリの利用も可能です。マイナンバーカードや、マイナンバーの読み取りが可能なスマートフォンが必要になりますが、これらをお持ちの方にとっては非常に便利です。 デジタル庁:https://www.digital.go.jp/policies/vaccinecert/ 厚生労働省(入国後の自宅等待機期間の変更等について):https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00342.html 現在、ワクチン3回接種済みの証明書を提出すれば、ほとんどの国について、帰国後の待期無しで日常生活を送ることができます。 ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、ベルギー、クロアチア、ギリシャは全て待機無しで陰性の結果が出れば、その後は公共交通機関の利用もOKで、日常生活を送ることができます。 なお、「機内濃厚接触者」の定義が2022年3月30日に変更となり、検査陽性者の同行家族のみが機内濃厚接触者として扱われるようになりました。(以前は、陽性者の前後2列を含む5列以内の座席に搭乗していた者及び同行者が機内濃厚接触者とされていました。) これにより、濃厚接触者に認定される可能性も低くなり、待期期間が長くなる心配も大きく緩和されるのではないでしょうか。 ★なお、事前にMySOSアプリをご自身のスマートフォンにインストールし、アプリ上で出国前72時間以内の検査証明書・誓約書・質問票・ワクチン接種証明書を登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズになります。(「ファストトラック」と呼ばれている制度です。) 紙の書類の提出も少なくなり、大変便利です! ファストトラックは成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港より入国する方のみご利用可能です。 厚生労働省(ファストトラック):https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/ ※アプリで手続きができるのは、搭乗便の到着予定日時の16時間前までです。帰国当日に旅行先の空港に着いてから手続きをするのでは間に合わない場合もありますので、余裕をもって手続きをしましょう。 厚生労働省のウェブサイトでは、「目安として日本への入国予定日から2週間以内のご登録をお願いします」と記載されており、帰国日よりも少し早く登録手続きを完了しておくと安心です。 私自身が2022年3月にMySOSアプリを利用した際、検査証明書とワクチン接種証明書の提出に関しては、原本(紙)の写真をスマートフォンで撮り、アップロードするのでOKでした。 ★検査証明書やワクチン接種証明書等、帰国にあたり必要な書類は必ず手荷物に入れましょう!! 空港で帰国便のチェックイン手続きを行う際、必要書類の提示を求められます。※チェックイン手続きが自動化されている空港では、チェックイン時ではなく搭乗時に必要書類の提示を求められる場合もあるようです。 また、日本に到着してからも、預け荷物の受取前に全ての必要書類を提示しなければなりません。 ※なお、ここに記載した情報は変更となる可能性がありますので、ご旅行の際には必ず公式のホームページ等で最新情報を確認してください。 必要な手続きが多く、大変に思われた方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、実際にヨーロッパへ行ってみた結果、一つ一つの手続きを確実に行えば、再び海外旅行を楽しめる状況に戻りつつあると感じました。 皆様が旅行に行かれる際にも、ぜひ様々な面でお力になれればと思っております。 皆様からのご旅行のお問い合わせを心よりお待ちしております。 ☆フランス入国に関するご案内はまた別の記事でご紹介予定です。 Fri, 08 Apr 2022 00:00:00 +0900 北フランス3大大聖堂に祈りを込めて http:///blog/item/12946.html http:///blog/item/12946.html 日本人として「3大〇〇〇」という表現に心惹かれます。そして、北フランスにも美しさと歴史を誇る3大大聖堂があります。シャルトル、ルーアン、アミアン。。。これらの都市はパリからいずれも電車で1時間から1時間半とアクセスが良く、日帰り観光も可能です。 毎年、これらの大聖堂では、夏から秋かけて建物をライトアップする光のショーが開催されています。今年はコロナウイルスの影響によりまだ未定ですが、美しいライトアップを写真だけでも、どうぞご覧になって下さいね。 ☆シャルトル ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Chartres)  パリから南西に電車で約1時間ほどの場所にあるシャルトル、世界遺産のシャルトル大聖堂を中心に夜間のライトアップが毎年開催されています。今年は当初、4月4日から10月の10日までの予定でしたが、開始が見合わせになっています。でも、毎年半年の長きに渡って開催されているイベントなので、落ち着いたら是非この壮麗な風景に会いたいですね。 この「光のシャルトル(Chartres en lumiere)」は大聖堂のライトアップだけでなく街全体がライトアップされます。サンタンドレ教会やウール川にかかる橋など水面に映し出される光の饗宴は見事ですよ。 そして、シャルトルのノートルダム大聖堂はなんといっても、こちらの「シャルトルブルー」と呼ばれる青色の美しいステンドグラスが必見です。お立ち寄りの際には、是非とも内部まで入って、光によって変化する青色をお楽しみ下さい! ☆アミアン ノートルダム大聖堂( Cathédrale Notre-Dame d'Amiens ) フランス最大の規模を誇るのがアミアンのゴシック大聖堂です。こちらの大聖堂では、6月15日から9月20日までがクロマ(Chroma)と題する光のショーが開催予定で、まだコロナウイルスの影響による変更は未定となっています。 こちらの大聖堂の外壁と内部には、聖書をモチーフとした彫刻が所狭しと並んでいて、その様子は「石の百科全書」と呼ばれる程圧巻です。その昔、字を読めない人も多かったような時代に人々は、こういった彫刻群から聖書の世界を学んだといいます。 ☆ルーアン ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen) パリから北西に電車で1時間半程行ったところ位置するのがルーアンです、街そのものが美術館と称えられる程の美しさにあふれています。ルーアン大聖堂の光のスペクタクルのブログは⇒こちら(2019/5/15)をご覧になって下さいね どの大聖堂も中世の時代から多くの巡礼者が足を運び、祈りを捧げてきた聖なる場所です。今すぐにでも世界の人の健康をお守り下さい、と拝みにいきたい気持ちで歯がゆいのですが、写真に祈ります。そして、見守っていただいたお礼参りの日が1日も早くくることを願っています。 *状況は日々変化しておりますので、詳細については、各イベントHPをご覧ください。 ☆シャルトル大聖堂、光のシャルトルHP⇒https://www.chartresenlumieres.com/en/ ☆アミアン大聖堂、クロマ(光のショー)HP⇒https://www.somme-tourisme.com/amiens-et-autres-histoires/la-cathedrale-notre-dame-damiens ☆ルーアン大聖堂、光のスペクタクルHP⇒https://www.rouentourisme.com/cathedrale-de-lumiere/ (2020年は6月20日から9月30日までの予定ですが、実施の詳細などは未定です。) Tue, 24 Mar 2020 00:00:00 +0900 安全の情報について http:///blog/item/12949.html http:///blog/item/12949.html  コロナウイルスが猛威を振るい、不安の多い毎日ですね。 現地の状況及び情報は日々変化しておりますので、最新の情報を手に入れたい方は以下のサイトをご参考にして頂ければと思います。 ・在フランス日本大使館公式HP⇒https://www.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html ・日本の外務省「海外安全ホームページ」⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C035.html ・フランスの危険情報 (日本の外務省「海外安全ホームページ」内) ⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_170.html#ad-image-0 このウイルスの流行が1日も早く終息することを願うと共に、皆さまの旅の安全をスタッフ一同心より気にかけております。 Wed, 18 Mar 2020 10:00:57 +0900 バラ色の街からスミレのお土産~トゥールーズ~ http:///blog/item/12943.html http:///blog/item/12943.html  フランスの南西部に位置するトゥールーズは、パリ、マルセイユ、リヨンに続いて人口の多い大都市。エアバスの飛行機工場があり、航空宇宙産業都市として未来を担う最先端の街でもあります。一方で中世の赤レンガ造りの建物がピンク色に美しく染まる、「バラ色の街」としても知られています。このバラ色の街に出張に行ったコンシエルジュの一人がトゥールーズ名物を運んでくれました。 仏語、包み紙、レース、色合いの全てがキュート あまりにも可愛らしい包みになかなか中身を開けられず、温めること1週間以上。バラ色の街から届いたのはスミレのお茶でした。トゥールーズは、スミレの名産地としてお土産グッズにすみれの品物が充実しているそうです。スミレの砂糖漬けのキャンディ、ヌガー、キャラメル。香水やアロマグッズ、石鹸などなど。 スミレ茶は、ほんのり甘い香りで、一足先に春の訪れを感じさせてくれました。控えめな香りはその佇まいにそっくり。スミレは少し頭(こうべ)を垂れて咲く姿も慎ましくて謙虚な感じで美しいですよね。トゥールーズのスミレはイタリアの戦地に赴いた兵士が持ち帰って植えたのがきっかけとされています。今では、街を象徴する花となってトゥールーズの大切な産業の一つです。 スミレの砂糖漬けキャンディー トゥールーズでは、毎年2月には生産者や職人が温室で栽培したスミレとその花を用いた製品をキャピトル広場で販売するスミレ祭りが開催されます。街をあげてのスミレ祭り…そのお品は、ジャム、シロップ、アイスクリームなど80種以上といいますから、まさにスミレ尽くしのお祭りです。嗅覚、味覚総動員でフェスティバルを楽しめそうですね。 トゥールーズならではの香りや味…香りは記憶と強く結びつくといいますから、バラ色の街を訪れた人には、きっと忘れられない旅になりますね。 フェスティバルで春を迎える喜びを!スミレ祭りは毎年2月開催です。 キャピトル広場(Place du la capitol)バラ色の街と称されるレンガ造りの建物 トゥールーズは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の重要な聖地で、ユネスコ世界遺産登録されているサン‐セルナン‐バジリカ聖堂もあります。他にも歴史的建造物などの見どころが多く、周辺にはカツカッソンヌやミディ運河、画家ロートレックのゆかりの地アルビなど魅力的な街や景勝地が満載です。 フランス南西部の主要な観光スポットを四方に従えているトゥールーズ、次のフランス旅の候補として心に留めていただけたら何よりです! サン・セルナン・バジリカ聖堂(Basilique-saint-sernin)現存するロマネスクの教会ではフランス最大の規模。 ☆トゥールーズを巡るツアー フランスの最も美しい村を訪ねて|ミディ・ピレネー地方 巡礼旅 画家たちが愛した風景|ロートレックの生まれ故郷とパリ 航空宇宙ツアー|航空科学技術の聖地トゥールーズ【エアバスA380工場見学】とシテ・ド・レスパス訪問 南フランスをのんびり巡る旅 現地10日間 ~プロヴァンス地方からオクシタニー地方へ~ Fri, 13 Mar 2020 10:19:33 +0900 ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)の建築を巡る旅 http:///blog/item/12937.html http:///blog/item/12937.html フランスでは 伝統ある聖堂や修道院も必見ですが、新しい趣向を取り入れたモダン建築もお勧めです。建築界のノーベル賞の異名をもつプリッカー賞を2008年に受賞しているジャン・ヌーヴェル…フランスを中心に精力的に新しい作品を生み出しています。 アラブ世界研究所(Institut du monde arabe)パリ5区 ジャン・ヌーヴェルは、フランスの南西部ロット=エ=ガロンヌ県で生まれました。彼が特に注目を浴びるようになったのはアラブ世界研究所の設計です。この建物はアラブ世界の情報や文化を発信、研究する目的で1987年に作られました。彼が「ガラスの魔術師」「光の魔術師」と呼ばれることがよく分かる斬新で美しい作品です。 格子模様のガラス窓は、ほんのり異国情緒漂い、どことなくモスクの幾何学模様にも似ています。フランスにありながらもイスラム文化を敬う建築家の姿勢を感じるような。。。 この窓を更にアップにするとこんな感じ。この窓は、ガラスに加えて240枚のアルミパネルを用いて、カメラのレンズの絞りのように開閉して採光を自動調節しています。この光の取り込みは、イスラムの「マシュラビーヤ」という窓飾りのアイデアを得て、ジャン・ヌーヴェルが得意のガラス建築に活かしたもの、まさにイスラムと西洋文化の融合ですね! カルティエ現代美術財団、パリ14区 公式HPより写真抜粋(https://www.fondationcartier.com/batiment) こちらのカルティエ現代美術財団も全面ガラス張り、内部のエレベーター3基もガラス張りという徹底ぶり。ただ、無機質な印象はなく建物を囲むように配置された庭の緑との調和が見事です。1日の中で刻々と変化する空と隣りあわせの庭の緑が光の反射でキラキラとガラスに映し出されます。 外光をふんだんに取り入れた展示室では、様々なインスタレーション作品が展示されています。(現在、ブラジル人写真家Claudia Andujarの作品展が5月10日まで開催中) リヨン・オペラハウス(Opéra National de Lyon) ジャンヌーヴェルは、時に修復や改修にも携わっています。リヨンにあるオペラハウス、かつての構造を残しながらも、屋上にガラスのドーム(写真正面 奥)を配しました。クラッシックな建物に現代的な息吹を吹き込み、地元でも愛される歌劇場に生まれ変わっています!ちなみに彼が改修を手掛けたことで、オペラ・ヌーヴェル(新しいオペラ)とも呼ばれています。 オペラハウスはパリのオペラ座だけではありません。リヨン近郊にいらっしゃる方は是非チェックしてみて下さいね。(リヨン・オペラハウス公式HP 仏語・英語) 最後にご紹介するのはフランスのお隣、スペイン、バルセロナのトーレ・アグバール塔です。水道会社のこの建物はバルセロナ近郊の奇岩の山モンセラートの形状から着想を得たもの。ビルのファサードは青や赤色に反射するガラス素材で覆われ、夜に浮かび上がる姿はなんとも不思議、彼のガラス世界に引き込まれてしまいます。 2点共にバルセロナのトーレ・アグバール塔(Torre Agbar) 日本では、東京汐留にあるガラス張りの電通本社ビルもジャン・ヌーヴェルの作品です。パリには他にもラ・ヴィレット公園内のシンフォニーホールやケ・ブランリー美術館(2019/10/11付ブログ)など彼の作品が多数あります。ご興味のある方は是非以下のリストをご覧になって、彼のモダン建築を探す旅にお出かけになって下さいね!「新しい何か」を自分に取り込む勇気が沸くかもしれません。 ☆Atelier Jean Nouvel(アトリエ ジャン・ヌーヴェル)公式HP プロジェクトリスト⇒http://www.jeannouvel.com/projets/?list=1 (仏語・英語) ☆リヨンを含むフランス各地を巡るツアー エミレーツ航空で行くフランス|自由に楽しむ!ニース・リヨン・ブルゴーニュを満喫するツアー 6泊7日 フランスハネムーン(新婚旅行) ☆印象派の画家たちを魅了したノルマンディー☆ 7日間の旅 ラグジュアリーリバークルーズ|ブルゴーニュとプロヴァンス ☆フランスを含む2か国を巡るツア(+スペインなど)ー⇒https://www.france-ex.com/tour/category/2128.html        Mon, 09 Mar 2020 00:00:00 +0900 ガーゴイルに見守られて http:///blog/item/12930.html http:///blog/item/12930.html  ホラー映画が苦手でグロテスクなものに目をそむけてしまうけれど、時おり、心にひっかかるものがあります。聖堂の「ガーゴイル」はそんな存在です。モンスター?悪霊払い?ガーゴイルのことが気になっています! パリ ・ノートルダム大聖堂(キマイラという説もあり) 真っ先に思い浮かぶのが、パリのノートルダム大聖堂のガーゴイル。ガーゴイルはもともと、教会の壁面に突き出した形で取り付けられ、雨どいの役割を果たしています。雨で壁面を濡らすとその壁材を侵食してしまうので、建物が傷まないように、雨水を集めて離れた場所に放出しているのです。 この雨どいのガーゴイルは、12世紀以降のゴシック建築に用いられました。高く急な勾配の屋根をもつゴシック建築は、雨水が勢いよく流れてしまうため壁の侵食を防ぐことが必要でした。雨どいを裏に隠すのではなく、デザイン性をもって取り付けたのです。 パリ・ ノートルダム大聖堂のガーゴイル また、その昔セーヌ川にガルグイユと呼ばれる人間を困らせるドラゴンがいたという言い伝えがありました。このガルグイユ、川に住み嵐や洪水を起こしたり人を食べたりしていた怪物だったのとこと。「水」という共通性から雨水を流す像もガーゴイルと呼ばれるようになりました。 ちなみに雨どいの機能を持たない石像もあります。たとえば、ノートルダム寺院の鐘塔の上に据えられた獣は、ガーゴイルと紹介されることも、キマイラ(キメラ)という怪物と区別されることもあります。この悪魔のような怪物も雨どいのガーゴイルが由来となってできた石像です。 メッス・ サンテティエンヌ大聖堂(Cathedrale St. Etienne de Metz) 竜や奇怪な動物の形をしているガーゴイルですが、時に人間の形もあります。これがまたグロテスクでなんともいえない表情です。耳を閉じていたり、何かを叫んでいたり。。。人間のガーゴイルは自らの罪を外に放出する存在とも考えられる一方で、人間に悪の道に外れないよう警告を与える存在とも言われています。目をそむけたくなるのは、ちょっと日ごろの堕落した自分?なのでしょうか。 ボルドー・ サンタンドレ大聖堂(Cathédrale Saint-André de Bordeaux) カルカッソンヌ・ サンナゼールバジリカ聖堂(Église Saint-Nazaire)。苔に覆われ不気味さが際立つ。 話はノートルダム大聖堂のガーゴイルに戻りまして。昨年の春の火災でガーゴイルは無事だったの?と気になる方もいらっしゃるでしょう。実は、当時修復中であったためガーゴイルは聖堂から取り外されていました。その4日後にあの火災が起こったのです。気味の悪い見た目から、悪霊や災厄払をするとも考えられているガーゴイル、この出来事を振り返ると、ずっと大聖堂を守る守り神であったともいえます。 メッス、パリ、ボルドー、カルカッソンヌ…少しずつフランスのガーゴイル巡りをするのも粋ですね。フランスだけでなく、イタリアのミラノ大聖堂のガーゴイルも一見の価値ありです。 現在コロナウィルスが世界で猛威を振るい、ちょっと不安な日々でもあります。ウィルスの災いを世界から追い払ってくれますように!そして皆様の旅の安全を見守ってくれますように、と世界のゴシック大聖堂のガーゴイル達に向かってそっと手を合わせるのでした。 ☆関連ツアー ボルドー↓ フランスワインツアー|ボルドー、アルザスワインを楽しむ旅、 フランスワインツアー|スペイン王室御用達のワインとボルドーワインを味わう カルカッソンヌ↓ 専用車フランスハネムーン(新婚旅行) ☆ドルドーニュ渓谷からカルカッソンヌへ☆ 中世の城壁と美しい村 Wed, 04 Mar 2020 00:00:00 +0900 アールデコの時代を築いた匠 ルネ・ラリック http:///blog/item/12932.html http:///blog/item/12932.html  前回、アールヌーボーの街ナンシーについてお伝えしました。今日は、アールヌーボーからアールデコの両方の時代に活躍し、時代と共に革新を遂げたガラス工芸家ルネ・ラリックをご紹介します! ラリックは、シャンパーニュ地方のアイ村で生まれました。アールヌーボーの全盛期に宝飾デザイナーとして、既に成功を収めています。その当時、女性のファッションは勢いよく変わっていきました。女性を締め付けるコルセットがなくなり、シンプルなものが好まれると同時に華やかな装飾は衰退していきます。この頃、ラリックは一部のお金持ち向けの宝飾のデザインに限界を感じるようになります。 現在、白金台の庭園美術館では、ルネ・ラリック展が開催(4/7まで!)されています。ラリックが香水瓶のデザインを依頼されたのをきっかけとして宝飾の世界から離れ、ガラス素材を使ってアールデコの新しい時代を築きあげていった軌跡を紹介しています。 ガラス工芸家となる引き金となった香水瓶、そして花瓶やテーブルウエア、照明、車内装飾のカーマスコットなどを幅広く展示しています。庭園美術館の本館は旧皇族の浅香宮邸。正面玄関のガラスのレリーフや客室のシャンデリアなどもラリックの仕様となっているのでアールデコをおうち丸ごと一軒、満喫できます。 基本的には、ガラス工芸は鋳型を使い量産していましたが、今回は、シール・ペルデュという1点制作品も展示されています。これは、限られたお得意様のための作品でした。制作途中で型を溶かしてしまう1点もの、とても貴重なお品です。 こちらは、「バッカスの巫女たち」の花瓶です。ワインの神バッカスに仕える巫女たちが情熱的に踊る様子がオパルセントガラスで見事に表現されています。オパルセントガラスは、宝石のオパールに似た乳白色のガラス。後ろから受ける光によってガラスの表情が変化します。 薄青く見える花器ですが、光が当たると巫女の身体が火照ったように映し出されます。身体だけが薄く赤くなるのは、何故…?という不思議を抱えつつも、その官能的な様子に見入ってしまいます。 もう一つ注目したいのが、ラリックのデザイン画です、ラリック展では、彼の作品とそのデッサンを並べて展示しているコーナーがあります!彼は、頭に浮かぶものを四六時中描き、人と話しているその間にも鉛筆が動いていたとのこと。デザイン画には、成形の時の注意点が走り書きされているものもあって、彼のガラス工芸に対するひたむきな情熱を感じます。 ラリック美術館公式サイト(https://www.musee-lalique.com/en)より写真抜粋(ウインジャン=シュル=モデ) ラリックの工場は、フランスに2つありました。一つは、パリ近郊のコンブ=ラ=ヴィル。もう一つがアルザス地方のウインジャン=シュル=モデの工場。前者は、戦時中も細々と稼働していましたが、後者は、第2次大戦中にドイツ軍の侵攻によってとり上げられてしまいます。工場が閉鎖されていた5年間のラリックの痛みは計り知れません。 1945年の春、連合軍の勝利によってドイツからの接収が解かれると、その報を聞いた85歳のラリックは安堵して息を引き取ったといいます。彼にとってそれ程大切だったアルザスの工場…今もラリック社及びラリック美術館として営みを続けていて彼の偉業を伝えています。 ☆ウインジャン=シュル=モデのラリック美術館を巡るツアー ルレ・エ・シャトーに泊まる フランス極上の癒し旅|ロレーヌ地方でアール・ヌーボーとアール・デコを味わう *ラリック美術館以外の写真5点は、庭園美術館のルネ・ラリック展の展示物です。 Wed, 26 Feb 2020 09:53:38 +0900 アールヌーボーの街ナンシーでマジョレルの家 再び公開中! http:///blog/item/12927.html http:///blog/item/12927.html  アルザスロレーヌ地方のナンシーは、フランスの北東部に位置し、アールヌーボーの発祥した地として知られています。この街を訪れたら、世界遺産に登録されている3つの広場と共にアールヌーボー建築巡りがお楽しみです。そして、修復のために数年間閉鎖されていたマジョレルの家(Villa Majorelle)が、この2月より、再び公開されています。 ルイ・マジョレル(Louis Majorelle )像 ルイ・マジョレルはアールヌーボースタイルの家具デザイナーとして、大きな功績を残した人物です。ナンシーでは、ガラス工芸で有名なエミールガレを中心としたナンシー派と呼ばれる芸術団体がありました。このナンシー派の副リーダーも務め、要となる役割を果たしがのがマジョレルです。このナンシー派は日本美術の影響を強く受け、家具や工芸品で芸術性の高い作品を生み出しました。 このルイ・マジョレルが住んでいたのがマジョレルの家(Villa Majorelle)です。ナンシーのアールヌーボー巡りでは、とても重要な建物。流れるような弓窓の外観はもちろん、内装はナンシー派の芸術家達が担当しているので家具などの木工品の美しさが際立っています。この数年、修復のために解放を中止していましたが、第1期の修復を終えて、2020年2月15日(一昨日)より再び一般公開しています!(修復は段階的に行われます) 2点共にマジョレルの家(Villa Majorelle)。アールヌーボーの細かな仕上げ 修復によって、内装本来のデリケートな色合いを回復したといいますから、注目ですね。マジョレルの家は大変繊細な建物で、ヒールの靴などでの訪問は禁じられているのでご注意下さいね! ちなみにこちらの写真はナンシーの商工会議所(Chambre de commerce)...この青い鉄の装飾はルイ・マジョレルによるものです。入口にお姫様のティアラをあしらったような優美な趣ですね。 ナンシーには、19世紀から20世紀のヨーロッパ絵画を幅広く所蔵した「ナンシー美術館」と「ナンシー派美術館」があります。アールヌーボーやエミールガレ率いるナンシー派の活躍をご覧になりたい方は後者の美術館がお勧めですよ!ステンドグラスや工芸品、陶器、ガラス工芸など、優雅なアールヌーボーの作品がぎゅっと詰まっています。 ナンシー派美術館 ナンシーは美術品だけでなく、街中に生活に根付いたアールヌーボーが見られます。6月の半ばからは、世界遺産スタニラス広場で光のスペクタクルのイベントも控えています。アールヌーボーの少しレトロでありながらも洗練された美をナンシーの街でご堪能下さいね。 ☆関連ツアー ルレ・エ・シャトーに泊まる フランス極上の癒し旅|パリとシャンパーニュ ルレ・エ・シャトーに泊まる フランス極上の癒し旅|ロレーヌ地方でアール・ヌーボーとアール・デコを味わう Mon, 17 Feb 2020 10:17:39 +0900 「ル・マン」レースのサポーターとして「ONE TEAM」を目指す! http:///blog/item/12921.html http:///blog/item/12921.html *コロナウイルスの影響により、下記のイベントは9月19日~20日に延期となっておりますので、ご了承下さい。 ル・マン24時間耐久レースが今年もフランスのル・マン近郊で行われます!折りしも、ル・マンの伝説の戦いを描いた「フォードVSフェラーリ」の映画が1月より日本に上陸していて、アカデミー作品賞の候補としてノミネートされました。車好きな方もそれ程でもない方も、今年のル・マンには注目ですよ!   ル・マンはフランスの中部ルマン市のサルト・サーキットという会場で行われます。24時間でのサーキット周回数で競い合いますが、この会場は一般道を含む全長13㎞を超えるコースです。モナコやアメリカのレースと並び世界3大レースとして名高く、世界中からレースの観戦に人々が集まります。 映画「フォードvsフェラーリ」の舞台は1960年代。絶対王者フェラーリ打倒!の任を命じられた、気鋭のカーデザイナー(マット・デイモン)と凄腕ドライバー(クリスチャン・ベイル)の物語です。ストーリーには友情&家族愛、企業の確執、レースへの情熱、レシングカーを陰で支える人々の並々ならぬ努力などが盛り込まれ、きっと見る人によっていろんな場面に感情移入できる内容になっています。 この映画ももちろん注目ですが、近年の日本のトヨタ社のル・マンでの活躍からも目が離せません!トヨタ社のル・マンへの初参加から30年余り...一時期は撤退していた時期もありますが、2012年(東日本大震災の翌年)にル・マン復帰を果たしました。毎年、試行錯誤し改良を重ねて、2016年、首位を疾走しますが、残り3分で車両故障。ポルシェに逆転されてしまいます。 このアクシデントで更にレース魂に火がつき、ついに2018年にル・マンで初優勝の栄冠を勝ち取ります!そして、2019年も引き続きトヨタが優勝(それも1,2フィニッシュ)となっています。つまり、2020年はトヨタが3冠なるか!?というとっても重要なレースなんです!このレース...日本人として応援しない訳にはいきません。 ル・マンを含む世界耐耐久レースは、過酷な長いレースとなるので車の安全性と耐久性を追求する人々、レースに挑む人のサポートなどなど、F1と比較してチームの結束力がより重要になるそうです。でも、「ONE TEAM」がモットーの日本人の気質なら今年もきっと結果を残してくれるはず!見ごたえのあるレースになりそうです。 あたなも是非ル・マンを戦う人々の応援サポーターとしてチームの一員となってはいかがでしょう。今年のルマンは、6月13日~14日に開催です! ⇒*コロナウイルスの影響により、変更となり、9月19日から20日の開催予定となっております。(2020/3/24) ☆弊社では、ル・マン観戦ツアーを募集しています。日本語ガイドやアシスタントが同行するので安心ですよ! ⇒ル・マン観戦ツアーの詳細、及び関連ツアー **昨年同様、ル・マン観戦をされた方には、現地でBBQ&ワインの催しがあります。そこに集まった方達と一生に一度の思い出を分かち合うことができ、大変ご好評を頂いております。また、観戦以外の期間には、ご要望に応じてモンサンミッシェルなどの観光のお手配も可能です。どうぞお気軽にご相談下さいね。 Mon, 10 Feb 2020 00:00:00 +0900 メルヘンの世界で春を祝う ~コルマール~ http:///blog/item/12918.html http:///blog/item/12918.html  フランスとドイツとの国境近く、アルザス地方のコルマールの町は、映画「ハウルの動く城」の舞台としても知られています。クリスマスマーケットで華やかに飾り付けられた季節も素敵でしたが、コルマールの春の訪れもクリスマスとはまた違った魅力に溢れています! Europe Best Destination(ヨーロッパで最高の目的地) 2018年には3位に選ばれたコルマールですが、2020年の今年、Best Destinationの20都市の一つとして再びノミネートされ注目を浴びています。プチットヴェニス(小さなヴェニス)と呼ばれる美しい佇まい、運河に立ち並ぶ木組みの家、この町にはメルヘンの世界が静かに広がっています。 コルマールの春祭りhttps://printemps-colmar.com/fr/animations公式HPより写真抜粋 このコルマールで4月上旬から中旬まで、イースターと春の訪れを祝うのがコルマールの春祭り(Colmar fête le printemps )です!場所は、ドミニカン広場と旧税関前の広場を中心にシャレー(露店)が並びます。リネンや装飾品、インテリア用品、クリエーターによる手作り市に加えて、アルザスビールやワイン、ジャムやヌガーなどの食べ物や飲み物も軒を連ねます。 この辺りは、アルザスワインの生産地としても有名なので、白ワインは地元の人々にとって自慢の1品…おすすめですよ。そして、この期間には、ジャズやポップス、クラッシックコンサートなども12公演ほど予定されています。 風船に見えるのはイースターのカラフル卵のオブジェです! 春のお祭りの期間は4月3日から19日、時間は10時から19時までとなっています。町中にイースターを象徴するうさぎや卵などのオブジェが並び、春の花が美しく手入れされています。クリスマスよりものんびりと穏やかな空気が流れていて、春の暖かい日差しにほっこり癒される旅になりそうです。 コルマール駅前の春の花々 ☆関連ツアー アルザス地方とパリを満喫!8日間の旅~ストラスブールとコルマールにも宿泊~ フランスの最も美しい村を訪ねて|アルザス地方ワイン街道とパリ周遊 弾丸!アルザス地方を巡る*現地3泊4日の旅 Wed, 05 Feb 2020 00:00:00 +0900 フランスイベントカレンダー【2020上半期】 http:///blog/item/12915.html http:///blog/item/12915.html   2020年、フランス旅行をお考えの方に、現地での滞在を大いに盛り上げてくれるイベントをご紹介します。イベントは食文化から音楽、演劇、イルミネーションなどなど、とっても多彩になっています。現地の方たちと熱い思いを共有して、忘れられない思い出の旅となりますように! *コロナウイルスの影響により各種イベントに中止や延期などの変更が出ております。ご訪問の際には、公式HPにてご確認をお願い致します。(2020/3/28) 【フランスイベントカレンダー 2020上半期(夏休みまで)】 ・2月1日~2日⇒トゥールーズのスミレ祭り ・2月15日~3月3日⇒マントンのレモン祭り ・2月15日~2月29日⇒ニースのカーニバル ・2月29日~3月1日⇒トゥーレット・シュル・ルーのスミレ祭り ・3月8日⇒ニュイ・サン・ジョルジュ施療院のワインオークション<ブルゴーニュ> ・3月20~23日⇒パリ・ブックフェア ・4月3日~10月30日⇒ヴェルサイユ城、音楽の庭園ショー ・4月4日~11月1日⇒ヴェルサイユ城、昼の大噴水ショー ・4月4日~10月10日⇒シャルトルのイルミネーション ・4月5日⇒パリマラソン ・4月12日⇒マルセイユマラソン ・4月29日~5月8日⇒ジャンヌダルク祭<オルレアン> ・5月12日~23日⇒カンヌ国際映画祭 ・5月18日~6月7日⇒ローラン・ギャロス全仏オープンテニス<ブローニュの森、スタッド・ローランギャロス> ・6月6日~7月21日⇒ノアンフェスティバル・ショパン ・6月7日~9日⇒庭園の集い<フランス全土> ・6月11日~15日⇒ル・マン24時間耐久レース⇒コロナウイルスの影響により、9/19~20日に延期 ・6月13日~14日⇒プロヴァンの中世祭り ・6月13日~9月19日⇒ヴェルサイユ城、夜の花火と大噴水ショー ・6月13日~9月20日⇒ルーアン大聖堂 音と光のスペクタクル ・6月18日~21日⇒ボルドーのワイン祭り ・6月18日~7月24日⇒ニームフェスティバル(音楽祭) ・6月21日⇒音楽の日<フランス全土> ・6月27日~7月19日⇒ツール・ド・フランス ・6月30日~7月18日⇒エクサンプロヴァンス音楽祭 ・6月末~8月初旬⇒ソルド(夏のバーゲン)<フランス全土> ・7月1日~31日⇒カルカッソンヌフェスティバル(音楽他) ・7月3日~23日⇒アヴィニョン演劇フェスティバル ・7月4日~14日⇒コルマール音楽祭 ・7月7日~12日⇒ディジョンのワイン祭り ・7月14日⇒フランス革命記念日<パリ他フランス全土> ・7月17~21日⇒ニース・ジャズフェスティバル ・7月24日~8月2日⇒アルザスワイン見本市<コルマール> ・8月24日~30日⇒UTMB(ウルトラ・トレイル・デュ・モンブラン)<シャモニー> *上記の内容はフランス観光開発機構、2019年フランス主要イベントリスト(https://jp-res.france.fr/press/DP2019/Liste_Evenements2019(01AVR).pdf)を参考に各公式HPから日程を抜粋したものとなります。日程は予告なく変更される場合がございますので、ご旅行の際は各HPでご確認いただきますようよろしくお願いします。 ☆関連ツアー フランスエクスプレスツアー一覧 Fri, 31 Jan 2020 11:00:35 +0900 フランスの祝日 【2020】 http:///blog/item/12900.html http:///blog/item/12900.html  フランスの祝祭日には、大きく分けて二つあります。一つ目は、キリスト教に結び付いた祝日、二つ目は、国家の英雄や終戦の記念を祝う日です。中でも7月14日の革命記念日は、別名パリ祭といって、華やかなお祝いイベントが開かれます。 フランスでの祝日は、観光名所や商業施設がお休みとなります。祝祭日をまたいでのご旅行には注意が必要ですので、是非こちらのカレンダーでチェック下さい。 【2020年 祝日】 ・1月1日(水)   元旦 ・4月12日(日)  復活祭(*) ・4月13日(月)復活祭、翌日の月曜日(*) ・5月1日(金) メーデー ・5月8日(水) 第2次世界大戦戦勝記念日(1945年5月8日 終戦記念日) ・5月21日(木))  キリスト昇天祭(*) ・5月31日(日)聖霊降臨祭(*) ・6月1日(月)聖霊降臨祭 翌日の月曜日(*) ・7月14日(火) 革命記念日 ・8月15日(土) 聖母被昇天祭 ・11月1日(日) 諸聖人の祝日 ・11月11日(水) 第一次大戦休戦記念日 ・12月25日(金)  イエスキリスト降臨祭 (*)移動祭日…年により日にちが変わる祭日 ☆フランスエクスプレスでは、多彩なツアーをご用意しております。どうぞお気軽にお問合せ下さいね。 ⇒フランスエクスプレスツアー一覧 Fri, 24 Jan 2020 12:34:01 +0900 パリ国立オペラ(Opéra national de Paris)バレエ&オペラ 2020 演目一覧 http:///blog/item/12894.html http:///blog/item/12894.html  パリ・オペラ座の建物はパリに2つあります。一つは、シャガールの天井画が有名なオペラ通りの突き当りにあるパレ・ガルニエ(ガルニエ宮)。もう一つが1989年に新たに建設されたオペラ・バスティーユ、こちらは、新国立オペラ座とも呼ばれ、近代的な外観が特徴です。 旧オペラ座では主にバレエが行われています。オペラは両方の建物で行われているので、チケット申し込みの際は場所にもご注意下さい!演目で選ぶのもよし、優雅でクラッシックな建物にこだわるのであれば、ガルニエ宮の作品を選ぶのが良いですね。お好みに合わせてフランスの伝統美をお楽しみ下さい! パレ・ガルニエ(ガルニエ宮)【Palais Garnier】 オペラ・バスティーユ(新国立オペラ座)【L'Opera de la Bastille】 <バレエ> L’APRES-MIDI D'UN FAUNE/L’ENFANT ET LES SORTILEGES...1/18~1/29牧神の午後/子供と魔法【ガルニエ宮】 GISELLE...1/31~2/15⇒アドルフ・アダン作曲、ジゼル【ガルニエ宮】 GEORGE BALANCHINE…2/3~4/1⇒振付家ジョージ・バランシンに捧げられたバレエ【オペラ・バスティーユ】 DANSER CASA...2/26~2/29⇒モダンバレエ【オペラ・バスティーユ】 SPECTACLE DE L'ECOLE DE DANSE...3/25~30⇒スペクタクル・ダンススクール【ガルニエ宮】 ALAN LUCIEN OYEN…4/11~5/18⇒ノルウェーの振付家アラン・ルシアン・オイエン【ガルニエ宮】 SUITES TENEBREUSE...4/24~4/25⇒モダン【オペラ・バスティーユ】 MAYERLING…5/12~5/30⇒リスト作曲、うたかたの恋【ガルニエ宮】 NEDERLANDS DANS THEATER...6/3~6/7⇒ネザーランド・ダンス・シアター(オランダのバレエカンパニー) 【ガルニエ宮】 PLAY...6/24~7/12⇒モダン【ガルニエ宮】 <オペラ> L’APRES-MIDI D'UN FAUNE/L'ENFANT ET LES SORTILEGE...1/18~1/29⇒ドビュッシー作曲、牧神の午後/ラヴェル作曲、子供と魔法【ガルニエ宮】 LE BARBIER DE SEVILLE...1/11~2/12⇒ロッシーニ作曲、セビリアの理髪師【オペラ・バスティーユ】 LES CONTES D'HOFFMANN...1/21~2/14⇒オッフェンバック作曲、ホフマン物語【オペラ・バスティーユ】 MANON...2/26~4/10⇒小説「マノンレスコー」に基づくオペラ【オペラ・バスティーユ】 YVONNE,PRINCESS DE BOURGOGNE…2/26~3/8⇒ヴィトルド・ゴンブローヴィッチによる戯曲、イヴォンヌ・ブルゴーニュの女王【ガルニエ宮】 GARA DES 40 ANS DE L'AROP...2/27⇒AROP の40周年ガラ(特別公演)【ガルニエ宮】 DON GIOVANNI...3/21~4/24⇒モーツアルト作曲、ドン・ジョヴァンニ【ガルニエ宮】 L'OR DU RHIN ...4/2~4/15⇒ワーグナー作曲、ラインの黄金【オペラ・バスティーユ】 ADRIANA LECOUVREUR...4/12~27⇒チレア作曲、アドリアーナ・ルクヴルール【オペラ・バスティーユ】 LA WALKYRIE…5/5~27⇒ワーグナー作曲、ワルキューレ【オペラ・バスティーユ】 BORIS GODOUNOV...5/23~6/29⇒ムソルグスキー作曲、ボリス・ゴドゥノフ【オペラ・バスティーユ】 RIGOLETTO...6/2~7/12⇒ヴェルディ作曲、リゴレット【オペラ・バスティーユ】 LA BOHEME…6/13~7/13⇒プッチーニ作曲、ラ・ボエーム【オペラ・バスティーユ】 COSI FAN TUTTE…6/19~7/13⇒モーツアルト作曲、コジ・ファン・トゥッテ(女はみんなこうしたもの)【ガルニエ宮】 N'EST-CE PLUS MA VOIX…6/26⇒もう私の声じゃない【オペラ・バスティーユ】 SIEGFRIED...10/10~10/18⇒ワーグナー作曲、ジークフリート【オペラ・バスティーユ】 LES CREPUSCULE DES DIEUX...11/13~11/21⇒ワーグナー作曲、神々の黄昏【オペラ・バスティーユ】  ☆パリ国立オペラ座公式HP(仏・英語)⇒https://www.operadeparis.fr/   ☆関連ツアー 弊社のツアーにお申込みの方で,ご希望があればオペラやバレエのチケットを手配しております。お気軽にご相談下さい。 パリでバレエレッスン|レッスン初日は日本人ガイドのアテンドつきで安心 Wed, 22 Jan 2020 00:00:00 +0900 プラネタリウムでフランスの星空を思う http:///blog/item/12888.html http:///blog/item/12888.html  都内、有楽町のコニカミノルタのプラネタリウム施設で、様々なテーマで星空やそれにまつわるショートストーリーを上映しています。音楽あり、世界各地の星空ありの上映作品の中に見つけました!「フランス 星めぐりの空で」・・・・この作品、フランス好きも天文好きもじんわりと癒されるプログラムです。 プラネタリウム イメージ写真 この作品では、星空だけでなく、フランスの観光名所や天文遺産など、風景や建物も映し出されます。モンサンミッシェル、リヨン、シャルトル大聖堂、フォンテーヌブロー宮、パリ天文台などなど…。訪ねてからしばらく時間が空いてしまうと、モンサンミッシェルの壮大な美しさも切り取った写真のように思い出してしまいがちです。 でも、このプラネタリウムの天球に歴史的建造物が映し出されると、目の前にそびえ立つ臨場感をひしひしと思い出します。そして、ああ、こんなに迫力があったねー、あんなファサード見逃していたなあ、と新たな発見や思いにワクワクしてしてきます!リクライニングシートでゆったりと美しい星空を見上げる中、人気声優、梅原裕一郎さんのシブいお声で星座の案内もありますよ。 今回このプラネタリウムで出てくる風景で特にご紹介したいのが、ピレネー山脈とピック・ドゥ・ミディ天文台です。この天文台は、スペインとの国境近くフランス、オート・ピレネー県にあります。なんと、この施設には一般の人々が泊まれる宿泊施設もあって、ガイド付きで案内してもらえるのです!海抜2877mという高台で日の出や日の入り、満天の星空、雄大なピレネー山脈も見渡せます。 ピック・デュ・ミディの望遠鏡 ピック・デュ・ミディに昇るためのロープウェイ 暗く美しい星空を保つためには、自治体や周辺住民の努力もあります。このオート・ピレネー県ピック・デュ・ミディ一帯はダークスカイプレイスプログラムの運動に賛同し、美しい星空を保つ「星空保護区」に認定されています。屋外照明を規制し、星空を楽しめる空間を提供することに誇りを持って取り組んでいるそうです。だからこそ、の満天の星空です! 天文台から見渡せるピレネー山脈の稜線 「プラネタリウムは、つい寝ちゃうんだよね。」という人も時にいますが、この星めぐりのフランス旅は、とっても引き付けられますよ。そして、プラネタリウムの美しさももちろんお勧めですが、このフランスの地に立って時間によって表情を変える景色を見渡すことは、言葉に言い尽くせない程の感動です。 プラネタリウム「フランス 星めぐりの旅」でお好きな風景を見つけてから、是非実際の風景に足を運んでみて下さいね。初めてフランスを訪れる方だけでなく2度目以降の方も知らなかった景色に胸揺さぶられることと思います! ☆コニカミノルタプラネタリウム「フランス 星めぐりの旅」、公式HP⇒https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariatokyo/program/planetarium2/summer_19_4/ *このプログラムは2020年2月末まで上映の予定があるそうです。2月末以降は未定。 ☆関連ツアー フランスの最も美しい村を訪ねて|ミディ・ピレネー地方 巡礼旅 モンサンミッシェルツアー|専用車で印象派の世界を訪ねる旅 Fri, 17 Jan 2020 00:00:00 +0900 ユニークな名所:エトルタ庭園 http:///blog/item/12877.html http:///blog/item/12877.html パリから車で2時間半、英仏海峡に面した街・エトルタ、ノルマンディー地方に位置しフランス屈指の絶景が拝められる場所です。ここエトルタの絶景と言えば石灰岩の断崖が有名ですが(エトルタの断崖についてはこちらのブログをご覧ください)、今回は街の北側に位置するアモンの断崖の上にあるエトルタ庭園をご紹介します!   エトルタは印象派を代表する画家、クロード・モネがその風景画を繰り返し描いたことで有名となったモネにゆかりある地です。エトルタ庭園はまさにモネが制作を頻繁に行っていた場所だと言われています。  (クロード・モネの作品) そんなエトルタ庭園が造られた背景にもモネは関わっています。この庭園が造り始められたのは1903年のこと。画家でありながら庭に対しても並々ならぬ情熱を持っていたモネ、それはジヴェルニーにあるモネの庭園を見れば明瞭です。そんな「庭」を通してモネはマダム・テボーというフランス女優と親交を持ちました。エトルタ庭園はマダム・テボーがモネの助けを借りて彼女の邸宅の隣に作ったものです。 時が過ぎて2016年になるとエトルタ庭園はその姿をがらりと変えます。ランドスケープ・デザイナーのアレクサンドル・グリヴコが、打ち捨てられていたこの庭園の敷地を拡大し、歴史的要素は残しつつも、伝統にこだわらない革新的なアートの空間を作り出しました。彼のコンセプトはネオ・フューチャリスト的な庭園というものです。現代アートとノルマンディーの自然が生み出す絶景が見事にマッチする素晴らしい空間です。 2点共にエトルタ庭園公式ホームページhttps://etretatgarden.fr/から写真抜粋 2019年9月にこの庭園は「ヨーロピアン・ガーデン・アワード」の「歴史的公園または庭園の復元と開発」部門において1等に輝きました。また2016年のオープン以来、ここでは年間およそ15万人の来場者を受け入れている人気の観光地ともなっています。    また2019年5月から10月の間、世界各地から集まった25の彫刻作品がエトルタ庭園に集まる現代彫刻の展示会が催されていましたが、2020年もそれに引き続き新しく世界各地から彫刻作品が集められます。展示会の情報はまだ公開されていませんのでご興味のある方は公式ホームページ(英・仏・露)をご確認ください。 エトルタ庭園は2020年2月5日まではバカンス期間となりますのでご注意ください。 是非今春フランス旅行をお考えの方はモネが眺めた景色・エトルタの絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか? 公式YouTube ☆関連ツアー 大潮のモン・サンミシェルを歩く|ノルマンディー地方白い岸壁のエトルタまで足を運ぶ Tue, 14 Jan 2020 00:00:00 +0900 ル・リシュブール(Le Richebourg)ホテルの上質空間とワイン旅 http:///blog/item/12872.html http:///blog/item/12872.html ブルゴーニュ地方のブドウ畑は「人類と自然の融合によって生み出された文化的景観」として、2015年に世界遺産として登録されています。このブドウ畑の上質な環境を思う存分堪能できるのが四つ星ホテル、ル・リシュブール(Le Richebourg)です! 2点共にLe Richebourg 公式HPhttp://www.hotel-lerichebourg.com/fr/le-spa-bourgogne.html より写真抜粋 ここは、ブルゴーニュ地方、ディジョンとボーヌの間のブドウ畑に位置しています。世界に誇る上質なワインが生まれるこの地域でエレガントな客室、美食のレストラン、そして、リラックスのためのスパを兼ね備えたリゾートです。 なんといっても日本人に嬉しいのが、シャワーとバスタブがセパレートになっている浴室、独立したトイレがあることです。海外滞在中に、ちょっぴりストレスを感じてしまう浴室ですが、このホテルではその心配がありません! スパは2018年にオープンしました。450㎡の広々とした空間では、サウナやジェットバス、ハマム(トルコ式風呂)、マッサージジェット付きリラックスプールまで完備されています!フェイスマッサージやボディーケアのスタッフにアンチエイジングのケアをして頂くことも可能ですよ。 そして、一番のお楽しみは、ブドウ畑とワインに囲まれた優雅な美食の日々です!この地域はモンジャール・ミニュレの畑の中心地にあります。モンジャール・ミニュレは、18世紀の終わりごろからワイン作りを始めたモンジャール一家のブドウ畑です。35のアペラシオン(優れたワインに認められた表示)、5つのグラン・クリュ(特級の畑、或いはそこで採れたワイン)を所有し、高品質なワインを生産していることで高く評価されています! こちらのホテルに滞在すると、数種類のワインとランチ(又はディナー)、ブドウ畑の見学などのお客様サービスも用意されています。(このお客様サービスは火曜~木曜日限定) また、特級とされているクロ・ド・ヴージョ(Clos de Vougeot)の歴史は12世紀に遡り、ブルゴーニュワインの歴史のシンボルです。この有名なクロ・ド・ヴージョのシャトーまでは、車でわずか2分!12世紀に建てられたワイナリーは施設部分が公開されています。滞在中は様々なアプローチでブルゴーニュのブドウ畑を楽しめます。 今年こそは、優雅なワインの旅に!というワイン愛好家に忘れられない旅をお届けできること間違いありません! ☆公式HP ・ル・リシュブールホテル(仏・英・独)⇒http://www.hotel-lerichebourg.com/fr/ ・シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ(仏・英)⇒http://www.closdevougeot.fr/fr/ ☆ブルゴーニュ地方を訪ねる関連ツアー 下記のツアーをル・リシュブール滞在に変更することも可能ですので、ご参考の上、お気軽にお問合せ下さい。 ・フランス観光・専用車チャーター|ランス、ブルゴーニュのブドウ畑とワイナリ訪問 ・ブルゴーニュのドメインを巡る旅|ワインに詳しい日本人専用ドライバーがご案内 Fri, 10 Jan 2020 00:00:00 +0900 カオールの黒ワイン http:///blog/item/12853.html http:///blog/item/12853.html ワインと言えば、赤・白・ロゼ(ピンク)が基本の三色ですが、ワインにはフランス・ジュラの黄色ワイン、ポルトガル・ミーニョ地方の緑ワインなど種類は様々です。   その中で、フランス南部オクシタニー地域圏に位置するカオールでは濃厚な赤色をしていることから「黒ワイン」とも呼ばれる赤ワインが作られています。   カオールはフランスで最も古いと称されるブドウの栽培地のひとつで、2000年前から続く伝統ある銘醸地です。このブドウ畑はロット川の渓谷地帯に広がっています。カオールのブドウ畑で特徴的なのが、地区の東側とロット川付近に広がる西側で大きな気温差があるということです。西側は温暖な気候に恵まれ東側よりブドウの収穫が2週間ほど早く行われます。またオタンと呼ばれる温かい風が吹き、冬の厳しい寒さから守られ、ブドウはしっかり熟すことができます。さらに土壌は石炭質で乾燥しやすく、ミネラル分を多く含んでおり葡萄栽培には適した環境です。ここで栽培されるのがカオールを原産とする伝統的品種マルベックをはじめ、メルローやタナという品種です。 カオールのワインはマルベック(Malbec)を70%以上使用することが義務付けされています。その色の濃さはフランスワインの中でも最も濃いとも言われ、タンニンが豊富で長熟タイプのワインです。ベリーのスパイシーな香りと凝縮された葡萄の甘み、時折広がるアーモンドのアクセントが赤ワインのコクを引き立てます。さらにほどよい酸味とまろやかさがバランスよく、深みのある赤ワインです。 この骨格のしっかりとした味わいはお肉料理と非常に相性が良く、鴨やガチョウのコンフィとは美味しく組み合わせることができます。カオールはトリュフの産地でもあり、名物料理としてフォアグラとトリュフを合わせた料理があります。この名物料理とカオールの黒ワインの最高のマリアージュは一生に一度は味わってみたいものです! カオールのワインが「黒ワイン」と呼ばれるのは古くからカオールが黒トリュフの宝庫であり、宮廷文化も栄えたカオールで「我らがワインのシンボルは黒なのだ」と言われていたからだという諸説もあります。 是非隠れたワインの銘醸地・カオールで濃厚な味わいの「黒ワイン」とフォアグラとトリュフを合わせた名物料理の至福のマリアージュを満喫しましょう!     ☆関連ツアー フランスの最も美しい村を訪ねて|ミディ・ピレネー地方 巡礼旅     Thu, 09 Jan 2020 00:00:00 +0900 築城の名手 ヴォーバンが築いたシタデル ーブザンソンー http:///blog/item/12858.html http:///blog/item/12858.html  12月にフランシュコンテ地方の見どころをいくつかご紹介していますが、今日は、この地方の中心、ブザンソンをご案内します!ブザンソンは「レ・ミゼラブル」の作者ヴィクトル・ユーゴーや映画を発明したリュミエール兄弟が生まれた場所としても有名ですが、なんといってもシタデル(城塞)の街として人々を引き付けています。 ブザンソンのシタデル(城塞) ブザンソンのシタデル、別名は「ヴォーバンの防衛施設群」です。ヴォーバンとは、ルイ14世お抱えの要塞建設の名手で、彼が手掛けた数多くの作品のうちブザンソンを含む12の要塞が2008年にまとめて世界遺産に登録されています。 日本では「築城の名手」よりも秀吉などの「城主」の名前が歴史に残りますが、庭園師や築城の技術者も注文主と同じくらい珍重されるフランス…とても職人を大切にしていて素敵です。さて、このブザンソンのシタデルですが、ヴォーバンの最高傑作とされています! シタデルのエントランス 100メートル以上ある丘陵に建てられたシタデルの巡視路から見下ろすと、2000年の歴史を伝える旧市街と蛇行するドゥー川それらを囲む壮大なパノラマ景色が広がっています。写真右下に見える建物はサン・ジャン大聖堂。鐘楼は、フランシュコンテで伝統的な四面の鐘楼でこの聖堂の内部のステンドグラスも素晴らしいです。 そして、この聖堂の塔の中に納められている、150年前に作られた3万の部品からなる天文時計(Horloge Astronomique)は必見です!ブザンソンは伝統ある時計製造の街でもあるのです。 そして、この広大なシタデルの中には、「フランス認定美術館」が3つも入っています!「フランシュコンテ美術館」、第二次大戦の記憶を収めた「レジスタンス・強制収容所博物館」そして、「自然動物園ミュージアム」です。シタデルに動物園?と思うかもしれませんが、動物とのふれあいもあり、希少な夜行性動物を観察できる場所にもなっていて、地元の人もピクニックを楽しんでいます。 自然豊かなフランシュコンテ地方でシタデルからの絶景も堪能できますし、戦争の記憶に思いを馳せることも「軍事施設」から離れて自然動物と楽しむこともできるお勧めスポットです。丸1日このシタデルで散策を楽しみ、文化的好奇心を満たすこともできるので、ミシュランの三つ星マークもついているのですよ! ヴォーバンの手掛けた要塞は150以上もありますが、ユネスコ文化遺産の12の施設に選ばれる背景には物件の質だけでなく景観美の質も重視されたそうです。ヴォーバンの作った要塞のある街は陥落しない!というエピソードがその時代ありました。彼が守った街には、素晴らしい自然風景と石造りの建物の美が一体になって広がっています。 ☆関連ツアー フランスの最も美しい村を訪ねて|ジュラで黄ワイン(ヴァン・ジョーヌ)とブザンソンの古城めぐり Fri, 27 Dec 2019 00:00:00 +0900 本当に製塩所?と思う程に美しい世界遺産 http:///blog/item/12836.html http:///blog/item/12836.html  フランスの世界遺産に行こう!と思った時に、お城や聖堂でない場所も訪ねたいなー、という方にお勧めの場所です。ここは、フランス東部ブザンソンに近い場所に位置する、アル=ケ=スナン王立製塩所とサラン=レ=バン大製塩所です。美しい建物も当時を支えた産業遺産も両方見たい!という好奇心を十分満足させてくれる世界遺産です。 アル=ケ=スナンの王立製塩所 フランスでお塩というと、まずブルターニュのゲランドの海塩が思い浮かびますね。でもこのフランシュコンテ地方こそ、フランスの製塩業をずっと支えてきた場所です。15世紀から17世紀の当時、生きていくために必要なお塩、製塩業は食品の加工などでも重要な産業でした。また、塩に「ガベル」という税金をかけていたため、国の大切な収入にもなっていたのです。 先に機能していたサラン=レ=バン大製塩所で塩水を煮詰めるために必要な木材(薪)が不足したことにより、新たにルイ16世のもとで建設されたのがこのアル=ケ=スナン王立製塩所です。ここには、木材を調達できる森がより近くにありました。 アル=ケ=スナン王立製塩所公式HPより写真抜粋https://www.salineroyale.com/la-phototheque-de-la-salina-royale/ 王の命令を受けたのがクロード・ニコラ・ルドゥーという建築家。彼は、製塩所の建設に当たり、従業員が住める寮や事務所、裁判所、銀行などをこの敷地内に配置しました。都市計画をぎゅっと集め、形にしたのです。当初は、円形の敷地が理想でしたが、資金難のために半円形となりました。宮殿のような見事な佇まい、とてもお塩の工場には見えませんね! 1895年に創業停止になったあとは、現在はルドゥーの博物館や旧製塩工場の資料館として創業当時の技術や様子を伝えています。 サラン=レ=バンの大製塩所 こちらは、アル=ケ=スナン王立製塩所よりも歴史が古い、サラン=レ=バン大製塩所です。建物は古いですが、塩井戸水を保持するために建設された巨大地下トンネルが今も残されています。塩水を煮詰めていた大型の金属製の窯や煙を吐き出していた高い煙突などが当時のまま保存されていて、当時の活気のあった仕事の様子をより身近に感じられる遺産です。 当時「白い黄金」と呼ばれていた塩を生み出し、フランシュコンテ地方の収益の半分を生み出す程に栄えていました。1962年に既に操業停止になっていますが、世界遺産に登録された2009年以降、観光客で大変賑わい、当時の様子をリアルに伝える場所になっています。 アル=ケ=スナンの王立製塩所入口の石積の門 アル=ケ=スナン王立製塩所が1982年に世界遺産に登録された後、2009年にサラン=レ=バン大製塩所が拡大登録されています。お城のような王立製塩所だけでなく、古くから地域を支えていた製塩所の価値が見直されたこと、「良かった!」と地元も安堵したに違いありません! 王立製塩所は、当時従業員用の野菜を育てる「生産的な原っぱ」がありました。その場所を園芸学校の生徒が再生させた花と緑あふれるお庭もあって、毎年春の終わりにはガーデンフェスティバルが開かれています。 優雅な歴史遺産ももちろん、その国の営みや情緒を味わえて素晴らしいですが、働く人の汗を感じるような場所もまた、新たな発見がありそうです。ブルゴーニュワインの産地も近く、フランス人の心と胃袋をつかめる土地と言われています。是非次回のフランス旅行の候補地にいかがでしょうか。 ☆ブルゴーニュ・フランシュコンテ地方を訪れるツアー・・・こちらに世界遺産の王立製塩所を組み込むこともできますのでお気軽にお問合せください。 フランスの最も美しい村を訪ねて|ジュラで黄ワイン(ヴァン・ジョーヌ)とブザンソンの古城めぐり フランス観光・専用車チャーター|ランス、ブルゴーニュのブドウ畑とワイナリ訪問 Fri, 20 Dec 2019 00:00:00 +0900 新年を祝う菓子「ガレット・デ・ロワ」 http:///blog/item/12833.html http:///blog/item/12833.html 皆さんフランスの「ガレット・デ・ロワ(Galette des rois)」というケーキをご存知でしょうか?現在では日本の多くのパティスリーでもよく見かけられるので知っている方は多いかも知れません。これは新年にフランスで食べられる伝統菓子です。   フランスでこの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」が食べられるのは1月6日です。1月6日はキリスト教徒にとって「公現祭」と呼ばれる祝祭日です。「公現祭」とは東方の三博士(東方の三賢王とも呼ばれる)が、イエス・キリストの誕生を祝福し・礼拝をしにベツレヘムを訪れた日で、これはキリストが初めて異邦人と会い、世界にキリストが神の子として見い出された日として特別な意味を持っています。このことからキリスト教でもカトリックの影響が強い場所ではクリスマスは12月25日に始まり1月6日で終わるというのが一般的です。 「ガレット・デ・ロワ(Galette des rois)」は直訳すると「王のお菓子」で、「王」は上記した東方の三賢王に由来していると言われます。 「ガレット・デ・ロワ」は一般的にパイ生地の中にアーモンドクリームが入れたものですが、地域によって味も形も異なります。例えばフランス南部ではリング状のブリオッシュ生地にドライフルーツを上にトッピングしたものがよく食べられます。   ケーキの中にはフェーヴと呼ばれる小さい陶器の人形が隠され、このフェ―ヴを引き当てたものがその日王様(王妃様)になり、ケーキと一緒についている王冠を被り、みんなから祝福され一年を幸せに過ごせると言われます。ケーキの一般的な分け方は一番年の若いものがどの一切れを誰が食べるのかを指定して分けるという習慣があります。 しかしフランス大統領が食べるガレット・デ・ロワは特別で、中には王冠やフェーヴが入っていません。理由はフランス革命でそれまでの絶対王政が崩れ、現在のフランスでは共和制で王や王女がいないことを主張していると考えられます。 1月になるとフランスのパティスリーやスーパーなどはこの「ガレット・デ・ロワ」で溢れます。 この時期にフランスを訪れる予定の方は是非この「ガレット・デ・ロワ」を食べてみてはいかがでしょうか。フェーヴを引き当てて一年を幸せに迎えましょう! Thu, 19 Dec 2019 00:00:00 +0900 文化人の集う町サントロペ http:///blog/item/12830.html http:///blog/item/12830.html   サントロペへはニースらフェリーで1時間半ほどで行くことができます。 1950年代、混雑を嫌う学者、映画関係、出版会、放送界、モード界などの文化人たちが夏のヴァカンスに集まってくるようになったそうです。 今では世界のスターが夏を過ごしたり、別荘を持っていたりと高級リゾート地となっています。 とてもシックな場所で、まだほとんどアジア人観光客がいないので穴場です!! 17世紀に建てられた外壁で囲まれた城塞があります。城塞の地下牢にはサントロペの海軍の文化と歴史に触れることができる海事歴史博物館が入っています。フランス沿岸から遠方への航海に関連した数々の工芸品の展示を鑑賞することができ、その後城塞自体も見学できるのです。城塞の展望台からはサントロペを一望することができます!風も吹いていてとても気持ちいいので是非行ってみて下さい.。 また、サントロペの町は数々の映画の舞台となっています。 有名なものを挙げると、1964年から1982年まで制作されたジャン・ジロー監督、ルイ・ド・フュネス主演による『ルイ・ド・フュネスのサントロペシリーズ』という映画シリーズ全6作の舞台になっています。 サントロペには、映画とフランス警察の深い関わりのある歴史を見ることができる憲兵隊と映画の博物館もあります。街の映画に関連する歴史を扱っていて、サントロペでの映画制作の長い歴史と、この街が映画や芸術の中心となった経緯が説明されています。 サントロペから少し離れた場所にはラマチュエルビーチがあります。比較的空いています。時々ボートが来て、飲み物やアイスを販売してくれます! 夏ももちろん魅力的ですが、冬も博物館めぐりなど今回ご紹介させていただいた他にもあるので飽きずに楽しめます!冬こそフェリーも混むことなくお勧めです!ぜひ訪れてみてみませんか。 *博物館情報 海事歴史博物館(Citadelle de Saint-Tropez - Musée d'histoire maritime) 所在地:Montée de la Citadelle - 83990 SAINT-TROPEZ 電話 : +33(0)4 94 97 59 43 営業時間 : 夏 : 10:00-18:30(最終受付18:00) 冬 : 10:00- 17:30(最終受付17:00) 休館日: 1/1,5/1, 5/17, 11/11, 12/25  ⇒海事歴史博物館公式HP 憲兵隊と映画の博物館(Musée de la Gendarmerie et du Cinéma) 所在地:83990 SAINT-TROPEZ 2 Place Blanqui 電話:+33 4 94 55 90 20   営業時間:10:00-18:00 ⇒憲兵隊と映画の博物館公式Facebookアカウント 2019.12.13日現在、上記の日時は予告なく変更になる場合がございますので、訪問の際には公式HPにてご確認下さい。 *関連ツアー フランスハネムーン(新婚旅行) ☆コート・ダ・ジュール7日間☆ 芸術家とゆかりの美しい街と香水の故郷を訪ねる こちらよりアレンジ可能です! Tue, 17 Dec 2019 00:00:00 +0900 2020年 ル・マン24時間耐久レース観戦ツアーの募集を開始いたしました! http:///blog/item/12132.html http:///blog/item/12132.html 毎年ご愛顧を賜っております、ル・マン24時間耐久レース観戦ツアーの募集を開始いたしました。 2020年のツアー日程は6月11日~15日となります。 基本プランとしてご用意していますので、ぜひご確認くださいませ。 前泊や延泊、ル・マンパレード見学への鉄道チケット手配やオプショナルツアーでモン・サンミッシェル訪問などお客様のお好みに合わせたアレンジも可能です。 ル・マン観戦席の指定席券やパドック券などご希望に応じてお手配も致します。 以下、ル・マン観戦ツアーの詳細ページをご確認ください! Tue, 17 Dec 2019 00:00:00 +0900 ブルゴーニュワインを優雅に体験する~シャトー・ド・サンジェルマン~ http:///blog/item/12827.html http:///blog/item/12827.html フランスワインの2大聖地で収穫や醸造を体験するのは、誰しも憧れですね。今日は、そんな「ワインの王様」を生産するブルゴーニュ地方でワインを優雅に体験する旅をご紹介します!   2点共にシャトー・ド・サンジェルマン公式HPhttps://www.chateaudesaintgermain.fr/より写真抜粋 ここ、シャトー・ド・サンジェルマンは中世の城塞を基礎に、狩の館として19世紀に建てられました。場所はブルゴーニュワインとブレス鶏の産地にまたがる小さな町サンジェルマン・デュ・ブランに位置しています。ブルゴーニュワインの首都、ボーヌにも日帰り観光が可能です。 時代を経てオーナーが変わり、現在は、ハリーポッターの翻訳者として有名な松岡ハリス佑子夫妻が運営しています。シャトーには、日本人スタッフが常駐しているので日本語サポートも安心です。時には松岡氏が滞在することもあるので、その際にはワインを飲みながら翻訳秘話が聞けることもあるそう!ハリーポッターファンならずとも嬉しい特典です! シャトーは、ボジョレーの高級産地、クリュ・ボジョレーに複数の畑を所有していて、栽培や収穫体験も可能です。時期によっては、ブドウの手摘みを体験したり、そのブドウの搬入現場に立ち会えます。ボジョレーと聞くと、日本人にはまず、できたてのフレッシュを味わうボジョレー・ヌーヴォーが思い浮かびます。 でも、実は、本来のボジョレーは熟成型ワインの生産地なんです!「熟成」によってヌーヴォーにはない香りや味わいが楽しめます。自分でブドウを手摘みできることもワクワクしますが、このシャトーは、日本と強いパイプがあるので、翌年に体験作業した畑から作られたワインを送ってもらうこともできます! シャトーから車で20分程のルーアンの街は、欧州が誇るブランド鶏、ブレス鶏の有名な産地です。毎週月曜日に行われる、フランス最大規模の家禽の朝市には街にテントが張り巡らされて、地元の人や観光客で賑わいます。ブレス鶏だけでなく野菜やチーズも販売しているので、ワインのお伴を探して市場を楽しむこともできますよ! 実際に現地を巡り、生産者のワイン作りの裏話や情熱を聞くことで一生ものの思い出を作れたらいいですね ♪♪ ☆ブルゴーニュ地方を訪ねる関連ツアー 下記のツアーをシャトー・ド・サンジェルマンに変更することも可能ですので、ご参考の上、お気軽にお問合せ下さい。 ・フランス観光・専用車チャーター|ランス、ブルゴーニュのブドウ畑とワイナリ訪問 ・ブルゴーニュのドメインを巡る旅|ワインに詳しい日本人専用ドライバーがご案内 Mon, 16 Dec 2019 00:00:00 +0900 セザンヌが愛したエクス・アン・プロヴァンス http:///blog/item/12818.html http:///blog/item/12818.html  エクス・アン・プロヴァンスは南仏に位置し、パリからTGVで3時間ほどで行くことができます。 画家ポール・セザンヌが生まれ、生涯を閉じた街としても有名で、セザンヌを感じられる多くのスポットがあります。 エクス中心部から北へ徒歩20分ほど登ると、セザンヌが実際アトリエとして使っていた場所が「セザンヌのアトリエ」として公開されています。 見学のポイントとなる日本語で書かれてある文章をいただけるので、それに従いながら実際にセザンヌが使っていたパレットや筆、また、コートなど衣類まで展示されており、読みながら見ていくととても面白いです。写真も自由に撮ることができます。日本ではなかなか展示物を撮ることができないのでその点も嬉しいですよね! ここからはあの有名なテーマである「サント・ヴィクトワール山」を見ることができ、44枚の油絵、43枚の水彩画が描かれました。 セザンヌの絵画はエクスにあるグラネ美術館もコレクションとして所有しています。印象派は当時あまり評価されてこなかったことから、セザンヌも同じく生前はあまり評価をされることがなかったのです。1925年までグラネ美術館の館長を務めた彫刻家アンリ・ポンティエは「私が生きている間はセザンヌの絵をこの美術館に入れることはない」と断言していたほどです。コレクションとしてセザンヌの油彩画8点が加わったのは没後80年近くたった1984年でした。 また街並みには、所々にこのような銅版があります。これは、セザンヌゆかりのスポットをつなぐ徒歩ルートの目印であり、これをたどるとセザンヌが暮らしていたように街を歩くことができます。これはセザンヌのアトリエでも販売していますのでお土産として買って帰ることもできます。 メインストリート、クール・ミラボーには友人で会ったゾラとセザンヌが語り合ったと言われているカフェ「レ・ドゥ・ギャルソン」があります。 コーヒー1杯から気軽に注文することができるので、エクスに行ったらぜひ立ち寄ってください! 今回は、セザンヌに焦点を置き紹介をしましたがエクスには、ほかにも魅力のあるものが多くあります。 小さい町なので徒歩で多くを回ることができることも魅力の一つです。 *美術館情報 ☆グラネ美術館 ・夏季展示期間以外…2020.5.31まで⇒12:00~18:00(最終入場17:30) ・夏季展示期間…2020.6.2~9.20まで⇒10:00~19:00(最終入場18:30) ・月曜日休館、他1/1、5/1、12/25休館 ⇒グラネ美術館公式HP ☆セザンヌのアトリエ⇒セザンヌのアトリエには事前予約が必要となっておりますので、ご注意下さい。 ・3/2~3/31…毎日9:30~12:30,14:00~17:00 ・4/1~5/31…毎日9:30~12:30、14:00~18:00 ・6/1~9/30…毎日9:30~18:00 ・10/1~11/30…毎日9:30~12:30 ,14:00~17:00 ・1/1~3/1 及び5/1、12/25は休館 ⇒セザンヌのアトリエ公式HP 2019.12.13日現在、上記の日時は予告なく変更になる場合がございますので、訪問の際には公式HPにてご確認下さい。 *関連ツアー プロヴァンス地方|美しい村々と世界遺産を訪ねる3日間   Fri, 13 Dec 2019 00:00:00 +0900 南仏でお祭り三昧旅行!~レモン祭 in マントン~ http:///blog/item/12823.html http:///blog/item/12823.html 以前ニースのカーニヴァルについて紹介しましたが、今回は同じ南仏、ニースから電車で30~40分ほど離れた街・マントンで同時期に開催される「レモン祭り」についてご紹介します! マントンは南フランス地中海沿いに広がる海岸を示すコート・ダ・ジュールの最東、フランスとイタリアの国境近くに位置する街です。年間を通して温暖な気候に恵まれているため、華やかなリゾート地として人気があります。 マントンではその温暖な環境からレモンをはじめとする柑橘類の名産地であり、毎年2月から3月の間に「レモン祭り」が開催されます。これはニースのカーニヴァル、マンドリュー・ラ・ナプールのミモザ祭りと並ぶ南仏三大祭りのひとつで、毎年世界中から20万人以上が訪れる世界に知られるお祭りです! この「レモン祭り」ではレモンやオレンジでできた巨大な山車やオブジェが街を練り歩くパレードやこれまたレモンやオレンジでできた巨大なモニュメントや建造物が庭園に展示され、またこの庭園では柑橘類を栽培する地元の農家がいくつかブースを開き、搾りたてのレモネードやオレンジジュース、柑橘類を使ったワインなどが楽しめます。また夜になるとパレードも庭園も光に照らされオブジェやモニュメントは昼間とは違う印象を与えます。 87年目を迎える2020年の「レモン祭り」は、2月15日(土)~3月3日(火) に開催されます。 ヨーロッパのカーニヴァルを楽しみたい!とお考えの方は是非ニースのカーニヴァル、マントンのレモン祭りをダブルで楽しんでみてはいかがでしょうか?2020年は南仏で春の訪れを感じましょう!     公式ホームページ(英・仏・伊) ☆コート・ダ・ジュールを巡るツアー エミレーツ航空で行くフランス|プロヴァンスとコート・ダジュール ルレ・エ・シャトーに泊まる 極上の癒し旅 コートダジュール地方 ニース~モナコ|陽光まばゆい絶景を巡る3日間 お客様のご希望に合わせてアレンジ可能です! Thu, 12 Dec 2019 11:15:00 +0900 ル・コルビュジエ建築 ロンシャン礼拝堂を訪ねる http:///blog/item/12817.html http:///blog/item/12817.html  近代建築の巨匠、ル・コルビュジエの手掛けた建築物は世界遺産に17も一括登録されています。そのうち10の作品がフランスにありますから、コルビュジエ巡礼をするには一番ふさわしいお国といえます。そして、後期の作品の中でも代表作と言われているのが、フランシュ=コンテ地方にあるロンシャン礼拝堂(ノートルダム・デュ・オー礼拝堂)です。 ロンシャン礼拝堂のエントランス ここは、第2次世界大戦のさなか、ナチスドイツからの解放時に礼拝堂が破壊されたことをきっかけに、依頼を受けたル・コルビュジエにより再建されたものです。彼は、ロンシャンの美しい自然に感動し、「その場所に語り掛ける言葉」として、礼拝堂をデザインしたといいます。 この礼拝堂は、当代一流のクリエーターによる作品に出会えることが、まず大きな魅力です!敷地内にはコルビュジエが関わった3つの建築物だけでなく、世界のセレブがこぞってコレクションをするデザイナージャン・プルーヴェ作による鐘楼、イタリアの高名な建築家レンゾ・ピアノによる聖クララ修道院、案内所などもあります。 緑色のガラスに刻まれた「海(La mer)」 ロンシャン礼拝堂はカニの甲羅をかたどったような独特の形状、丸みを帯びた外観、コンクリートと石灰で仕上げられた白い壁が印象的です。 そして、建物の内部の採光もとっても趣があります。建物に対して不規則に正方形に切り取られた「光の窓」は、緑や黄、赤、青色のガラスがはめ込まれています。光が射し込む日には何色もの光が礼拝堂の中に届いてより神秘的な空間を作り上げています。 オレンジ色のガラスに刻まれたのは「朝の星(Étoile du matin)」の文字、これは、聖母マリアを讃えているそう。この詩的な空間には、コルビュジエがデザインしたベンチや祭壇、説経台が並んでいます。建物、採光、調度品…ここには丸ごとコルビュジエの祈りの世界が広がっていて巡礼者も観光者も優しく包み込んでくれます。 ル・コルビュジエは「近代建築の5原則」を提唱しています。しかし、その中の「ピロティ(1階部分が柱のみの外構空間)」「屋上庭園」「水平連続窓」などの要素はこの礼拝堂には含まれていません。むしろ彼の自由で大胆な発想で作られていて、そこには近代建築の新たな可能性を追求したコルビュジエの姿がありました。 また、礼拝堂の奥に旧従軍兵士の依頼で建てられた「平和のピラミッド」や礼拝堂の壁には、第2次世界大戦で破壊された旧礼拝堂の石が使用されました。地元の人々の当時の悲しみに寄り添う気持ちや平和を願う気持ちも詰まっていて、その深い思いが礼拝堂の厳かな空気に繋がっています。 雪の日の礼拝堂。南側の窓(右側の側面)にアットランダムに切り取られた窓が見える。 コルビュジエの作品、レンゾ・ピアノの作品、それぞれが作られた年代は違いますが、ロンシャンの緑豊かな自然と一体になって、ハーモニーをもって佇んでいます。建築ファンならずとも、心奪われる近代建築の傑作です。是非コルビュジエが語り掛けた言葉に耳を澄ませてみて下さい! ☆関連ツアー *フランスの最も美しい村を訪ねて|ジュラで黄ワインとブザンソンの古城巡り(フランシュ=コンテ地方を訪れるツアー) ↑↑↑ ご希望に応じてこのツアーに「ロンシャン礼拝堂」を組み込むことも可能ですのでお気軽にご相談下さい。 Mon, 09 Dec 2019 00:00:00 +0900 ニースのカーニヴァルで春到来! http:///blog/item/12802.html http:///blog/item/12802.html  1年を通して温暖な南仏ですが、やっぱり春の到来は嬉しいもの。ニースのカーニヴァルは春を告げるお祭りです。この催しはヨーロッパの3大カーニヴァルの一つとされています。今年は2月15日から2月29日までの15日間、山車のパレードが通りを華やかに彩り、大いに盛り上がります! お祭りは2つの大きなイベントで構成されています。一つはカーニヴァルの山車行列(Corsi carnavalesque)、もう一つは花合戦(Batailles  de fleurs)です。花合戦では、春の花で彩られた山車に乗った花の女王がミモザやガーベラなどの切り花を観客に向かって投げかけます。 2週間で合計25万本の切り花と21トンのミモザが観客に提供されるそう。このお花は縁起物とされていて、集まった観客は我先にと受け取ります。日本のお正月の餅まき(餅投げ)のイメージですが、ニースでは「団子より花」です!ここで提供される花々の80%は、地元で育てられていて、コートダジュールの切り花の品質の高さには定評があります! もう一つの山車行列ですが、こちらは、巨大な山車に大きな頭のカラフルな人形が乗り、町を練り歩きます。その高さはなんと8m~16ⅿ!今年のテーマは、「ファッションの王様」です。どんなファッショナブルな衣装に身を包んだ巨大な人形が現れるのか、とっても楽しみですね。パレードには、ミュージシャンやダンサーも加わり、音楽やパフォーマンスでも盛り上げます。 21時になると、今度はイルミネーションに包まれた町で、再び山車が行進します。紙吹雪が舞う中、昼間とはまた違った南仏のファンタジーの世界をお楽しみ下さい!カーニヴァルの最終日には、王様の山車が海に流され、その山車に向かって浜辺から火の矢が放たれ張り子の王様が燃やされます。そして花火でのフィナーレ…最後まで目が離せないお祭りになっています。 ちなみに *山車行列(パレード)・・・火、土、日曜日の午後(14時30分~) *イルミネーションパレード・・・火、土曜日の夜(21時~) *花合戦・・・ 水、土の午後(14時30分~) 場所は、マセナ広場やプロムナード・デ・ザングレとなっています。 以前は立ち見席は無料でしたが、現在、立ち見席や観覧席などは、インターネットで販売されていますので、ご希望の方はお問い合わせ下さい。(尚、パレードについては、仮装をした方の立見は無料となっています。アクセサリーなどの一部だけの仮装などは不可)*詳細はニースカーニヴァル 公式HP http://www.nicecarnaval.com/carnaval-2020(仏・英語) このカーニヴァルの時期は、ホテルなどが大変混み合いますので、早めに日程を組まれることをお勧めしています! 春が待ち遠しいこの季節に、フランスで一足早く、花々の豊な香りとカーニヴァルの陽気な賑わいに包まれてはいかがでしょうか。 ☆ニース訪問を含むお勧めツアー *コートダジュール地方 ニース~モナコ|陽光まばゆい絶景を巡る3日間 *ルレ・エ・シャトーに泊まるフランス極上の癒し旅|プロヴァンスとコートダジュール Mon, 02 Dec 2019 00:00:00 +0900 フランスのクリスマスの御馳走は意外なものだった…? http:///blog/item/12736.html http:///blog/item/12736.html 日本ではクリスマスは恋人や友達と、年明けは家族で過ごすというのが多いと思いますが、フランスではクリスマスは家族、年明けは恋人や友達と過ごすことが多く全く逆になります。そんなフランスではクリスマスになると家族が大集合し、皆でご馳走を食べるのです。家庭によって多少な違いはありますが、大体のフランス人がクリスマスらしい食べ物としてイメージするある意外な食材があります! 私たち日本人がクリスマスと言われて想像する食べ物は七面鳥やクリスマスケーキといったところでしょうか。もちろんフランスでもこれらの食べ物はクリスマスの定番となりますが、七面鳥よりもクリスマスの御馳走に定番なのが「生牡蠣」です! 「牡蠣?クリスマスに?」と思われる方も多いと思います。フランスでも日本と同じように牡蠣は通年食べられる食材ではあります。なぜ牡蠣をクリスマスに食べるのか、その由来は不明ですが、実際フランスでの牡蠣の総生産高の50%をもクリスマスと新年に消費するという情報もあります。 またフランスでは一般的に牡蠣は生で食べます。あまり加工することはありません。冷えた白ワインやシャンパンとの相性が抜群です。 牡蠣以外にもフォワグラやサーモンなどの高級食材がフランス家庭のクリスマス料理では登場します。 「フランス人のようにクリスマス気分を味わいたい!」という方、是非今年のクリスマスは「生牡蠣」を食べてみてはいかがでしょうか?   Thu, 28 Nov 2019 15:45:00 +0900 ホットワイン(vin chaud~ヴァン・ショー~)で身も心も温めたい! http:///blog/item/12785.html http:///blog/item/12785.html  ヨーロッパのクリスマスマーケットで特に楽しみなのがホットワイン(vin chaud ~ヴァン・ショー~)です。ただ、ずっと小さな疑問がありました。「温めたら、アルコールって飛んでしまうのでは??」という素朴な問いです。今日はその疑問を解決すべくホットワインの謎に迫ります! ホットワインは、分かりやすく表現するための和製英語で、海外ではあまり通じません。英語ではマルドワイン(mulled wine)、ドイツ語ではグリューワイン(Glühwein)、そして、フランスではヴァン・ショー(vin chaud)と呼ばれます。 香辛料(シナモン、クローヴ、スターアニスなど)と柑橘系の果物(オレンジやレモンなど)を加え、更に甘味(砂糖やシロップ、ハチミツ等々)を足したワインを温めます。香辛料には身体を温める効果もあり、免疫力も高めるので健康にも良いですね。お国や各家庭でレシピは少しずつ異なり、好みの味わいを探せるお酒です。 定番は赤ワインベースのものですが、ドイツやフランスのアルザス地方では、白ワインも好まれています。世界的にはロゼの人気も高まっています!もともと渋味が少なくまろやかなので、赤よりも飲みやすいかもしれません。白やロゼにはフルーツの他にショウガも合います。 冒頭の疑問ですが、基本的にヴァン・ショーは沸騰を避けて温めるそうです。沸騰してしまうとアルコール分や香りが飛んでしまうからです。たとえ気をつけていても、加熱により少しはアルコールが飛んでしまうので、それを補うためにラム酒などのアルコール度の高いお酒を加えることもあるそうです。 今では、安価なテーブルワインでホットワインを楽しむレシピがたくさん掲載されています。中には、ホットワイン専用スパイスセットなども出ています。気軽に”家飲み”でトライしてみたいものですね。 とはいえ、やっぱり戸外で冷えるクリスマスマーケットの中でヴァン・ショーを飲むことの幸せといったら格別です!カップを持つ手から伝わり、身体の奥底まで温まっていくそのじんわりと届く幸せを、是非現地のイルミネーションの中で体感下さいね。 ☆フランスでクリスマスマーケットを満喫するお勧めツアー↓ *アルザスを楽しむ旅|クリスマスマーケットと専用車で巡るワイン街道 *冬のフランス&ドイツ旅行☆クリスマスマーケット☆現地8日間 *冬のフランス&ベルギー旅行☆華やかなクリスマスマーケット☆6日間 Mon, 25 Nov 2019 10:46:18 +0900 ゴッホが追い求めた南仏の風景 http:///blog/item/12771.html http:///blog/item/12771.html  この秋、日本ではゴッホがブームになっています。上野では「ゴッホ展」、時を同じくしてゴッホの半生を描いた、映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」も上陸しました。ゴッホをこの映画で知ると彼が求めた南フランスの光を探しにいきたくなります! 「永遠の門 ゴッホの見た未来」GAGA 公式HPより写真抜粋(https://gaga.ne.jp/gogh/) 映画は芸術家ゴッホの視点から描かれています。「永遠の門」を小さな映画館で見たせいか、揺れるカメラワークに酔ってしまった私です。が、映像の演出を気にしなければ、ゴッホが追い求めた南仏の景色はなんともいえず美しく印象的でした。そして、主演のウィレム・デフォーはゴッホ自身が描いた自画像にそっくりです! 今まで、ゴッホは精神的に不安定な面や苦悩がよく取り上げられていて、「生前は絵が一枚しか売れなかった」ということも心が折れそうなエピソードでした。でも、この映画の中では、思い通りにいかないことはあれど、ゴッホは世間の評価を気にせず、活きいきと愛する南仏の風景を描いています。 糸杉とひまわり ゴッホは屋外に積極的に出て行って、歩いて歩いて風景に飛び込みます。時には、広大な麦畑を掻き分けたり、丘に登って太陽に近付いたり。大地に寝そべって自然と一体になったこともありました。そして、又画材を取り出し黙々と描き始めるのです。その姿はただただピュアな少年、風景や自然に溶け込み幸せそうな姿でした。 どこまでも続く麦畑は日本ではあまり見られない風景です。こんな風に青あおとした季節も美しいですし、映画のような黄金色に輝いて揺れる麦穂の波も圧倒されます。ゴッホの眼に映る美しい世界、彼はなんとしても表現したいとカンヴァスに向かいました。 もちろん、ゴッホの幸せそうな絵を描く場面ばかりではなく、ゴーギャンとの波乱の共同生活や弟テオの献身的な支え、最期の場面まで、新しい視点で描かれていますが、その点はネタバレを避けるために内緒にしておきます! アルルのどこまでも続く麦畑 ゴッホによって描かれたアルルの跳ね橋(後に再現) ゴーギャンと別の道を歩み出し、精神を病んだゴッホはサン=レミ=ド=プロヴァンスの修道院に隣接した病院で1年間を過ごします。この修道院の回廊の2階は病院の歴史を伝える展示会場になっていて、ゴッホが住んでいた病室も再現されています。彼は自分のアトリエを与えられ、外に出て絵を描くことを許されていました。 この時期も「星月夜」や「アイリス」「二本の糸杉」などの秀作を残し、精力的に絵を描いていました。アイリスの時期が終わっても、ラベンダーの季節も大変美しい場所です。また、アルルには彼が描いたカフェテラスやオリーブ畑なども当時のままに残っています。 ゴッホが療養のために過ごしたサン・ポール・ド・モゾール修道院(サン=レミ=ド=プロヴァンス) ゴッホは、同時代に生きた人々に評価されずとも、南フランスの光の中で「未来の人々のために、神は私を画家にした」と思い至ります。後世に生きる私達がゴッホの絵に突き動かされて南仏に行きたくなったり、自然の中に顔をうずめたくなったりすることがゴッホの幸せに繋がるのでは。。。と思い、ほっこりしたのでした。 ☆ゴッホの見た景色を辿るツアー ☆プロヴァンス地方|美しい村々と世界遺産を訪ねる3日間 *このブログではあまり触れていませんがゴッホの終焉の地(オーベル・シュル・オワーズ)を巡るノルマンディー地方のツアーもあります。↓↓↓ ☆印象派の画家たちを魅了したノルマンディー、7日間の旅 Wed, 20 Nov 2019 00:00:00 +0900