【パリの夏の風物詩|パリ・プラージュParis Plage 2017】


2002年から始まり、すでにパリの夏の風物詩となりつつあるパリ・プラージュParis Plage

セーヌ川の川岸に沿って白砂が敷きつめられ、パリにいながらにして海辺の町にいるようなヴァカンス気分が味わえるという、パリ市庁舎からの粋なはからいです。


恋人たちの語らいの場としてはもちろん、子ども連れの家族にも大人気のこのイベント、16回目の今年はすこし様子が違うようです。

まず、パリ・プラージュの象徴であったあの白砂が、今年はナシ!ということに。

3000トン以上にのぼるノルマンディ産(?)の砂を、イベント開始当初から無料で提供し続けてきた企業に、ISイスラミックステイトへの間接的な資金供与の疑いがかかったこと、また同社が、米トランプ大統領の「移民阻止の壁」建設に、協力の意志を表明したことなど、ちょっと企業倫理的な理由によるようです。

パリ市の発表によると、白砂の代わりには50本あまりのヤシの木や、緑のスペースが設けられ、区間や開催期間も延長されるのだとか。ミニゴルフや、ヨガやダンスのレッスンのほか、家族向けのルーヴル美術館主催のイベントなども予定され、内容も充実。それに今年はラ・ヴィレット貯水池Bassin de la Villette3つの池がなんと、遊泳可能に!水質管理を施し、もちろんライフセーバーも配備して、総面積約1600㎡の巨大プールと化すのです。そのうちのひとつは、子ども向けに浅く造られ、約300人まで遊泳可能だとか。もちろん無料です。

 
ラ・ヴィレット貯水池

今年の夏は、パリでひと泳ぎ!なんていかがでしょうか?いつもより少しだけ喧噪のひいたヴァカンスシーズンのパリを、ゆっくり味わうのも素敵ですね。

 

 

パリ・プラージュ2017

期間:201778日~93(遊泳期間は715日~93)

場所:セーヌ川右岸ヌフ橋le pont Neuf~シュリー橋 le pont Sully

   左岸:アレクサンドル三世橋le pont Alexandre Ⅲ~レオポール・セダール・サンゴール橋la passerelle Léopold-Sédar-Senghor

 








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