【パリ祭2017 La Fête nationale française】


フランス全土が一体となって沸きたつ祝祭日、フランス革命記念日が今年もやってきました。日本では往年の映画の影響で「パリ祭」として定着していますが、フランスではその日そのものを指してキャトルズ(14日)・ジュイエ(7月)le Quatorze Juilletと呼ばれることが多いです。そう、1789714日に起きた、フランス革命の発端となったパリ市民によるバスティーユ監獄襲撃が、この祝祭日の起源となっているのです。ちなみに英語圏では、バスティーユ・デイBastille Dayと呼ばれているのだとか。

さて、そのキャトルズ・ジュイエですが、革命記念日だけあって、大々的に軍事パレードが執り行われます。パリの目抜き通りであるシャンゼリゼ大通りを舞台に、陸・海・空のフランス軍隊が一堂に会し、警察隊や消防、憲兵などの部隊も加わり、それはそれは壮大な眺めとなります。今年は「技術の100年」と題し、各年代の象徴的な戦車が行進するほか、米国の大戦参戦100周年を記念して、米軍が招待参加。あの、トランプ大統領にお目にかかれる可能性も。なにより、エマニュエル・マクロン新フランス大統領就任後初のパレードになるとあって、混雑必至といえるでしょう。



23時からは約30分間にわたって、エッフェル塔を中心としたエリアで花火の打ち上げが行われます。この日はフランス各地で花火の打ち上げが行われますが、キャトルズ・ジュイエの雰囲気をもっとも映しているのがこのエッフェル塔の花火ではないでしょうか。

絶好の観賞ポイントは、もちろん塔のたもとのシャン・ド・マルス公園Champs de Marsですが、混雑を避けてモンパルナスタワーや、モンマルトルの丘に上ってみるのも一案。

そのほか、パリ市内の消防署各所では、消防士によるダンスパーティが夜通し行われるなど、町は前日から祝祭日のにぎわいです。

 

フランスを訪れる機会をうかがっているなら、714日を選んでみるのは名案です。革命記念日がこの国にとっていかに大切か、そして軍事大国としてのフランスの一面を存分に感じられる一日となるでしょう。

フランス中から人びとがシャンゼリゼ大通りに集まるこの日、近隣にお部屋をとって、徒歩で移動するのが便利です。できることなら大通り沿いのお部屋をおさえて、優雅にバルコニーからパレード見物を決め込むなんて素敵ですね!ご予約はくれぐれもお早めに。








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