フランスのお祭り ル・マン24時間耐久レース


今年のル・マン24時間は第80回の記念大会、加えてル・マンの歴史上初めてのハイブリッドカーが登場しました。
ハイブリッドの出場チームは王者アウディと日本のTOYOTA。レース前の下馬評でもレースはこの2強の争いに絞られていました。公式HPでも真向かいに向き合う2社の車をTOPページに掲載して対決ムードをアピール。さて結果はいかに・・・。

当日は午前中降っていた雨が午後には止み、レーススタートの午後3時には青空が垣間見せてました。大観衆が見守る中、ポールポジションのアウディ軍団、そしてTOYOTAが続きます。ペースカーが一周してレースがスタートしました。4つのクラス(LMP1、LMP2、LMGTEPRO、LMGTEAM)が同時にスタートし同じコースを24時間戦い抜くのがル・マンの特徴、世界で最も過酷なレースと言われる所以です。 (ル・マンでは1971年からローリングスタートになりましたが、併設の博物館では本家ルマン式スタートを採用していたころの写真が数多く飾られていますのでこちらもお忘れなく)

入口の看板、レース場到着です。パリからバスで3時間の旅です。


スタートまで30分、既にスタンドは超満員。雲行きが怪しかったのですが雨にはならず・・・。


スタート直前、爆音とともにレース場隣の飛行場がからジェット機が飛び立ちました。
噴煙がトリコロールに。フランスらしい演出です。


我々はダンロップブリッジの脇に陣取りレース観戦を。この2強の争い、レース開始から2時間は1位―2位をアウディが占め、3位TOYOTA、4位アウディ、5位TOYOTAと下馬評通りのレース展開に。日本からのツアーのお客様も俄然盛り上がります。でもレースは始まったばかり、まだ22時間もあります。

この場所で残り22時間は過ごせないのでコースの売店に立ち寄った後、ひとまずバスに引き上げました。バスの隣にテーブルを広げ宵のひと時をワイン、チーズ、サラミ(もちろん全部フランス産です)と一緒に過ごします。初夏の爽やかな風、ゆっくりと日が弱まる空、そしてレースの爆音、気持ちよく皆さんレース談義で盛り上がっているとガイドさんの携帯が鳴りました。「TOYOTAの1台事故でリタイヤだそうです・・・・」。その一言でいきなりテンション下がりましたが、「もう1台走っている。大丈夫だ」との声に何人かはレース場に戻ることに。このバス駐車場と会場入り口までは走って5分、ゆっくり歩いて10分の絶好の場所、レースの展開次第で、また深夜でも早朝でもバス(仮眠所+宴会所)とレース場とを往復できます。

今回のツアーで利用したバス。ここが仮眠所&宴会場になります。約32席に12人、余裕の広さです。


駐車場から見たレース場。爆音が響きます。



取りあえず宴会は日が暮れつつある22時過ぎにはお開きにして、何人かは早朝に備えて仮眠へ、私と3名は再び深夜走行を見るためにレース場に戻りました。夜11時、そこにはレース場とは思えないステージやバー、レストラン、移動遊園地が立ち並び、お祭りで盛り上がる人たちの光景がありました。ドライバーは命がけでも観客はレースそっちのけで大騒ぎ、このアンバランスさがル・マンなのでしょうか。郷に入れば郷に従え、それでは!と私たちもレース観戦はほどほどにバーと遊園地に繰り出したのでありました。(続く)



まるで不夜城のディスニーランド。大人も子供も大騒ぎです。


騒ぎをよそにバトルは続いています。真面目な観戦者もちらほら・・・。



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