巡礼の聖地として有名なロカマドゥールの北東約15キロ、グラマのカルスト台地に大きくあいたその穴の口径は約35メートル。深さは最深部で約103メートルと言われています。地底には25キロにわたって川が流れ、穴の奥行きは40キロにも及ぶとか。そのうちの2.5キロが一般に公開されています。1時間半のガイド付きツアーで、地底探検を体験することができる、ヨーロッパ有数の人気観光スポットです。
しかしながら日本ではまだあまり知られておらず、もちろんツアーに組み込まれることもほぼないのが現状。そういった意味では、まさにフランス観光の「穴」場と言ってもよいでしょう。
まずは、地上から75メートルを階段かエレベーターで降りていきます。まるで地球の内部をのぞきに行くような興奮と緊張感。夏でも洞窟の温度は13℃、ちょっとした防寒着が必要な涼しさです。
薄暗いなかを歩くこと約300メートル。船着き場からは、ガイド兼船頭が手漕ぎの渡し舟で案内してくれます。ここからは撮影禁止。60メートルにも及ぶロウソクのような形の鍾乳石、「雨の湖」、「グランドーム(大聖堂)」などと名付けられた不可思議な空間が、眼前に展開されます。地球の神秘を感じずにはいられません。
見学期間は例年復活祭から万聖節まで。2017年は3月30日から11月5日までとなっています。フランス観光の一日に組み入れてみてはいかがでしょうか?きっと誰かに話したくなる旅になること請け合いです。
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