バラ色の街からスミレのお土産~トゥールーズ~


 フランスの南西部に位置するトゥールーズは、パリ、マルセイユ、リヨンに続いて人口の多い大都市。エアバスの飛行機工場があり、航空宇宙産業都市として未来を担う最先端の街でもあります。一方で中世の赤レンガ造りの建物がピンク色に美しく染まる、「バラ色の街」としても知られています。このバラ色の街に出張に行ったコンシエルジュの一人がトゥールーズ名物を運んでくれました。


仏語、包み紙、レース、色合いの全てがキュート

あまりにも可愛らしい包みになかなか中身を開けられず、温めること1週間以上。バラ色の街から届いたのはスミレのお茶でした。トゥールーズは、スミレの名産地としてお土産グッズにすみれの品物が充実しているそうです。スミレの砂糖漬けのキャンディ、ヌガー、キャラメル。香水やアロマグッズ、石鹸などなど。

スミレ茶は、ほんのり甘い香りで、一足先に春の訪れを感じさせてくれました。控えめな香りはその佇まいにそっくり。スミレは少し頭(こうべ)を垂れて咲く姿も慎ましくて謙虚な感じで美しいですよね。トゥールーズのスミレはイタリアの戦地に赴いた兵士が持ち帰って植えたのがきっかけとされています。今では、街を象徴する花となってトゥールーズの大切な産業の一つです。


スミレの砂糖漬けキャンディー

トゥールーズでは、毎年2月には生産者や職人が温室で栽培したスミレとその花を用いた製品をキャピトル広場で販売するスミレ祭りが開催されます。街をあげてのスミレ祭り…そのお品は、ジャム、シロップ、アイスクリームなど80種以上といいますから、まさにスミレ尽くしのお祭りです。嗅覚、味覚総動員でフェスティバルを楽しめそうですね。

トゥールーズならではの香りや味…香りは記憶と強く結びつくといいますから、バラ色の街を訪れた人には、きっと忘れられない旅になりますね。


フェスティバルで春を迎える喜びを!スミレ祭りは毎年2月開催です。


キャピトル広場(Place du la capitol)バラ色の街と称されるレンガ造りの建物

トゥールーズは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の重要な聖地で、ユネスコ世界遺産登録されているサン‐セルナン‐バジリカ聖堂もあります。他にも歴史的建造物などの見どころが多く、周辺にはカツカッソンヌやミディ運河、画家ロートレックのゆかりの地アルビなど魅力的な街や景勝地が満載です。

フランス南西部の主要な観光スポットを四方に従えているトゥールーズ、次のフランス旅の候補として心に留めていただけたら何よりです!


サン・セルナン・バジリカ聖堂(Basilique-saint-sernin)現存するロマネスクの教会ではフランス最大の規模。

☆トゥールーズを巡るツアー

フランスの最も美しい村を訪ねて|ミディ・ピレネー地方 巡礼旅

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航空宇宙ツアー|航空科学技術の聖地トゥールーズ【エアバスA380工場見学】とシテ・ド・レスパス訪問

南フランスをのんびり巡る旅 現地10日間 ~プロヴァンス地方からオクシタニー地方へ~










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