どんな分野にも専門的なボキャブラリーがあるように、自転車競技にもそれは盛りだくさん。でも、ちょっと知るだけで、観戦がぐっと楽しくなるはず。当社の初心者スタッフも、ツール・ド・フランス観戦ツアーを扱うにあたっては、まずは競技の専門用語を「知る」ことから始めます。
ファンの多いツール・ド・フランスですが、今日はあえて初心者のための自転車専門用語を少しだけご紹介したいと思います。すでにご存じの方もしばしお付き合いください。
デパール/グラン・デパール(仏語):スタート
アリヴェ(仏語):フィニッシュ
エタップ(仏語):ステージ。各コースの段階を指す。
山岳ステージ→山あり谷ありの起伏に富んだコース。レースの見どころであり、選手にとっては厳しくも実力の試されるステージ。このステージを走る選手をクライマーという
平坦ステージ→平地のステージ。このステージを走る選手をルーラーという
タイムトライアル・ステージ→スピードを競うステージ
コル(仏語):峠
エース、リーダー:文字通りチーム最高の選手。エースを勝たせるために、チーム一丸となって役割を果たす
アシスト、エキピエ(仏語):エースを勝たせるため、風よけやペースメーカーとなって、サポートの走りをする選手
プルトン(仏語):チームの隊列のこと
ダンシング(仏語でダンスーズ):立ちこぎ。これに対しサドルに座ってこぐのはシッティング
サコッシュ(仏語):補給食の入った袋。
ハンガーノック:低血糖になって走れなくなること
ランタン・ルージュ(仏語):最下位でゴールした選手のこと。直訳は「赤いランプ」、テールランプを示す
マイヨ・ジョーヌ:個人成績トップの選手に与えられる、「黄色のジャージ」。最優秀賞
マイヨ・ヴェール:「緑のジャージ」の意味。ゴール、各中間スプリント地点での獲得ポイントがもっとも多い選手に与えられるポイント賞
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ:「白地に赤い水玉ジャージ」を意味する。峠の頂上通過順による獲得ポイントが最も多い選手に与えられる山岳賞
マイヨ・ブラン:「白いジャージ」。25歳以下の選手の中で個人成績トップのものに与えられる新人賞
2014年ツール・ド・フランスでマルセル・キッテルが獲得したマイヨジョーヌ
photo: Creative Commons CC0 1.0 Universal Public Domain Dedication
さあ、これで基礎の基礎はクリアです。なんだかもっと知りたくなってきませんか?
観戦ツアーのお手伝いは、元自転車ロードレース選手、元プロチーム監督、フランス現地 エリートチーム監督がツアープロデュースする当社まで、お気軽にご相談ください!!