【生まれ変わるモンパルナスタワーTour de Montparnasse】


パリからTGVでブルターニュ地方やル・マン、ボルドーなどの都市に向かう際、モンパルナス駅Gare de Montparnasseを利用したことがある人も多いのではないでしょうか?あるいはパリ・シャルル・ド・ゴール空港からのアクセスが良いので、パリの定宿をこのエリアに決めている人もいるかもしれません。

そう、モンパルナスは、交通アクセス至便、リーズナブルなホテル、スーパーやレストラン、映画館も充実し、滞在するにはもってこいの穴場的エリア。大通りから少し入るだけで、朝市の立つ雰囲気のよい舗道や、モンパルナス墓地の緑と静けさに出会うこともできます。

さて、そのモンパルナスのシンボルといえば、モンパルナスタワー。1973年に完成した、パリ初の高層ビルです。地上約210メートル、56階の展望カフェまではヨーロッパ最速のエレベーターで38秒で到着することができます。


モンパルナスタワーから眺めるパリ。遠くデフォンスまで見渡せる


59階はなんとオープンエアーの展望台。天気が良ければ40km先まで見渡せるという、360°のパリのパノラマが待ち受けています。ここから眺める夕暮れ時のエッフェル塔はため息がこぼれるほど。ところがタワー自体はどうにもパリ市民に不人気で、「Moche!!モッシュ(醜い)」と辛らつな評価を受ける存在でした。


モンパルナスの町並みに突如現れる巨塔

そんなモンパルナスタワーが、ついに生まれ変わることになりました!

リノヴェーションの構想が持ち上がり、プロジェクトの国際コンペが開かれたのは昨年の6月。700もの作品の中から7点に絞られ、最終選考ではフランスとアメリカの2チームの一騎打ちに。今月19日の最終選考で、軍配はフランスのチーム、Nouvelle AOMヌーヴェル・ア―オーエムに上がりました。完成イメージはこちらから(出典Le Parisien):http://www.leparisien.fr/paris-75015/paris-voici-le-projet-laureat-pour-la-future-tour-montparnasse-19-09-2017-7272507.php

パリ拠点の3つの建築事務所からなるこのNouvelle AOMは、初代タワー建設中に生まれた世代の建築家チーム。パリに育ち、タワーがどんな存在かをよく知っている人たちです。その上、このチーム、なんとモンパルナスタワーの44階に事務所を構え、物理的にもタワーの一部となってこのプランを制作したのだとか。

新しくなるモンパルナスタワーは、高さだけでなく水平面の広がりを強調し、他の周辺のビルとリンク。アクセスを容易にするほか、緑を多く取り込み、環境面とバリアフリーにも配慮した内容となる見込み。現タワーが56階と59階の2フロアーしか一般に公開されていないのに対し、新タワーには商業施設、託児施設のほか、展示場やコンサートホールが入る予定で、高層階の一部にホテルを誘致するプランもあるのだとか。広くパリ市民を呼び込む「24時間生きている」タワーを創出するのだそうです。

400億円の予算を想定したこのプロジェクト、2023年の完成を目指し2019年に着工の予定です。

2024年のパリオリンピックにむけて、パリは着実に動き出しています。









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