パリを歩こう!|6ème arrondissement


パリを歩こう6区はサン・ジェルマン・デ・プレ界隈です。
かつては知識人たちが議論を活発に繰り広げたカフェが立ち並び、そのわきにはパリで最も古いロマネスク教会、サン・ジェルマン・デ・プレ教会が堂々とそびえています。左岸の知的でエスプリの効いた香りに誘われ、お散歩開始です!

パリで最古のカフェレストラン

*ル・プロコープ(Le Procope)

1686年、シシリー島出身のフランチェスコ・プロコピオにより創業。ウィーンで流行のカフェスタイルを模倣し、内装はシャンデリアなどで飾り、一世を風靡していたとか。多くの人々が集まり、議論に花を咲かせていたカフェの一つです。

サンジェルマン・デ・プレ二大文芸カフェといえば・・・

*カフェ・ド・フロール(Café de Flore)
1885年サンジェルマンデプレに産声を上げる。通りにある春の女神フロールにちなんで名づけられたカフェ。 「シュールレアリスム」の運動が盛り上がりをみせ、その後モンパルナスの芸術家が流れ込み哲学者サルトルに至っては「住み着く」という表現を使うほどの常連となっていきました。その後エリートの特権の場に。今でも観光客とは別に地元のハイソサエティな常連客達でにぎわう高級カフェとして人気を博しています。




*カフェ・レ・ドゥ・マゴ(Café les deux magots)
店内には中国の高官である2体の人形が鎮座しているところから、Les Deux Magots(2つの人形)と名付けれています。カフェになる前は絹織物商であった名残が今なお息づいている店内。 カフェになった後は気高き文学を愛し、議論を交わす芸術家、哲学者たちがにぎわうカフェへと変貌を遂げていきました。実存主義の時代にはサルトルやボーヴォワールがフロールと並び足しげく通い、議論に花を咲かせていました。そんなところからも、1933年ドゥ・マゴ賞が設立され、文芸を支えるカフェとして君臨しています。





〇サン・ジェルマン・デ・プレ教会(Eglise St-Germain des Pres)  
混乱の時代から安定へと向かいだした11世紀。壁は厚く、入口や窓の開口部は小さい。この時代の建築様式をロマネスク様式と呼び、パリに残る数少ないロマネスク様式の教会こそこのサン・ジェルマン・デ・プレ教会。パリでは教会内でのコンサートが盛んにおこなわれているので、往時をしのびつつ、クラシックを聴きに行くというのも旅の醍醐味かもしれません。




〇リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)  
フランス人は公園でのんびり過ごすのが大好き。日向ぼっこするもよし、読書をするもよし、ピクニックをするもよし思い思いの休日を過ごしています。この公園もそんなパリっ子たちに大人気のスポット。 庭園内には大きな池、子供たちが遊べる遊具そして美術館も併設されており老若男女問わず憩いの場としてパリジャンのお気に入りの場所です。





皆さんはカフェで?それとも公園で?どちらでのんびりされますか?








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