今日は、フランソワ・トリュフォーという監督の、『アメリカの夜』をご紹介します☆
アカデミー外国語賞をとった作品です。トリュフォーはヌーヴェルバーグを代表する監督の一人。
「アメリカの夜」とはいえ、アメリカとは関係ありません。映画の技法で、「ニュイ・アメリカン(アメリカの夜)」という撮影方法があり、「ニュイ・アメリカン=昼間に夜のシーンを撮影すること」なのです。英語だと、「DAY FOR NIGHT」といいます。
ハリウッドで最初に使われた方法だったため、フランスでは「アメリカの夜」と呼ばれているのです。


さて、前置きが長くなりました・・・ストーリー紹介。
南フランスのリゾート地 ニースで撮影されたこの映画。「父親と息子の嫁が恋に落ちて駆け落ちしてしまう映画」を撮影している映画クルーの話。南仏の綺麗な空と洗練された町を舞台に、複雑な人間模様が描かれます。
主人公の男の子がスタッフにプロポーズしたり、浮気されたり、女優の夫のイギリス人医師が撮影現場まで来たり。
デジタル加工が無かった時代に、どうやって特殊効果を撮影していたのか、どうやって映画監督は沢山のエキストラや役者をまとめているのか・・・などが見られて面白い映画です。
ちなみにトリュフォー監督自身が出演しています。

トリュフォーの代表作『大人は判ってくれない』 この男の子が大人になって『アメリカの夜』でも主人公を演じてます。
旅行の前後にぜひぜひ見てみて下さい!
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