メーデーとスズラン フランスの風習


フランスの5月1日は、2つの意味を持っています。

一つは、大切な人にこれから1年の幸福を願ってスズランを贈る日。地方都市ではこの習慣が残っています。5月は春が訪れる季節、農業国のフランスにとっては、1年の始まりでもあります。そのため、5月から1年が始まる感覚があるのでしょう。



もう一つは、メーデー。国民の祝日で、有給休日です。この日は閉まっている店も多く、電車の数も少なくなります。

1886年、アメリカで始まったメーデー。1889年にはフランスでも始まりました。
労働者の要求は、8時間の労働・8時間の睡眠・8時間の余暇、でした。
この3つの要求のシンボルが赤い三角形でした。その後、スズランの花束を赤いリボンで結んだもの、に変化しました。

(ちなみに、現在のフランスの労働時間は1日あたり7時間なので、その当時要求していた時間より更に短くなっています)

5月はスズランだけでなく、沢山の花々が咲く季節。ゴールデンウィークにフランスへ旅行される方は、日本とはちょっと違う花々や若葉を楽しんで下さい☆

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