テニス全仏オープン2011 スタッド・ローラン・ギャロスの赤いコートの謎


テニスの全仏オープンが5月17日から6月5日まで開催されています。

初めて見ると気になるのは、コートの赤い土。他では見られない色です。会場となっているスタッド・ローラン・ギャロスはこの赤いコートの硬さで、選手たちを悩ませます。

☆赤いコートの構造☆
内部はどうなっているのでしょうか・・・

・中心部には、細かくされた特殊な石灰岩が5~6cmの厚みで使用されている。100kgのローラーで安定させたあと、更に500kgのローラーで固める。この石灰岩部分のおかげで水はけが良い。

・その下に、3cmの厚さのクリンカー(セメントの材料のひとつ)が敷かれている。クリンカーのサイズは様々で、まいた水をストックしておくのに役立ち、上方への水の蒸発も可能に。

・上層部には、粉砕したレンガが1センチの厚さで敷き詰められている。すべりを良くする目的と、ボールの色が見えやすいようにする目的がある。このレンガ部分が「赤い地面(赤い土)」と呼ばれる。

朝夕に水をまく必要があり、冷え込む地域では霜が付いてしまうため、毎年取り替える必要がある。有名なトーナメントが行われるコートには防水機能あり。

あの赤はレンガの赤なのですね。

大会終了まであとわずか、寝不足にはご注意を。


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