今が旬　大ブームのモンサンミッシェル

世界遺産のモンサンミッシェル。ここ数年日本人に大ブームとなっています。
確かにその威容な外観、歴史的価値の高い修道院、島内の参道の賑わいは世界中でもモンサンミッシェルだけかも知れません。
フランスというと「パリ」よりも「モンサンミッシェル」をイメージする人もいます。TV番組で数々の特集が組まれている影響もあるでしょう。

パリから相当の距離があるにも関わらす毎日ここに巡礼（？）に来る人がここ数年本当に増えました。
もちろん日本人だけではなく、ヨーロッパはもとより世界中からやってくる人がたちも急増中。
おかげて狭い島内はラッシューアワーの新宿駅なみ、ラッシュを余り経験することのない外国人にはびっくりでしょう。






日本人旅行者が急増しているので、島内の参道には多くの日本語が見られるようになりました。
たまに見かけるのなら「笑い」も取れますが、こんなに多いちょっと興ざめです。
これ以上ブームが過熱すると、東南アジアの観光地のように怪しげな日本語で誘われるかもしれません。
「社長さん、安いよ、本当、３つで１０ユーロ」
そこそこのブームが丁度よいですね。

フランスエクスプレスのお勧めは初夏―夏の夜。
昼の雑踏が本当に嘘のように静けさがひろがります。ランプに照らされた石畳を歩きながら鐘の音を聞くと、中世の路地に迷い込んだような錯覚を覚えます。そーと島を抜け出して島全体を見ると、アレンジの照明で浮き上がった島はまるで海うかぶ幻の楼閣。
こんな幻想的なモンサンミッシェルに出会うならこの地に１泊することをお勧めします。