BEAUJOLAIS NOUVEAU 2011
有名なのかもしれませんが・・・
ボジョレヌーボーとは何か?というと、フランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地区でとれたブドウで作ったその年のワインのことです。ボジョレーは地名、ヌーボーは「新しい」という意味です。フルーティーで飲みやすいワインです。
ボジョレーヌーボーの全輸出量の45%は日本だといわれています。日本ではどうしてそんなに熱狂的にボジョレー解禁を祝うのでしょうか。季節限定で解禁イベントなどで盛り上がることが出来る、安い、飲みやすい → 売れやすいからフランスからまとめ買い
といったところでしょうか。とにかく、気軽にワインを楽しめる機会が増えるのは嬉しいです。
話が逸れましたが、ボジョレーはブルゴーニュ地方の1地区です。ブルゴーニュといえばロマネコンティやシャンベルタンなどの有名なワインの産地。赤ワイン用の最高品種はピノノワール。ロマネコンティはピノノワールです。この品種は熟成に向いています。
ところがボジョレーはピノノワールではなくガメイという品種で作られています。ガメイは熟成には向かない品種ですが、そのかわりフレッシュでフルーティーな香りや華やかさは群を抜いています。収穫から数週間後には出荷され、すぐに飲みます。それがガメイで、ピノノワールやカベルネソーヴィニョンとは異なるそうです。
収穫後にすぐ飲むなら、熟成が必要なワインよりもボジョレーのワインの方が美味しい、というわけです。
なお、ボジョレヴィラージュというのは、ボジョレ地区の北半分の39ケ村で採れた高品質のもの。さらに、10の村の分は村の名前が明示されていて、クリュ・デュ・ボジョレといわれます。特級品です。
カップルや家族で飲むなら、リヨン近郊のセント・アムール村のクリュ・デュ・ボジョレーはいかがでしょうか。「聖なる愛」という名のこの村では「結婚式」以外に「結婚記念日式」が毎年行なわれます。セント・アムールのアペリティフで、大切な人との絆を深めてみては。
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