今では荘厳な様子を見せるルーブル美術館も12世紀頃に要塞として建設されたことが始まりとされています。今でも要塞として使用されていた時代の名残をうかがうことはできます。ルーブル美術館に入場した後はシュリー翼へと歩を進めてみましょう。モナリザやナポレオンの戴冠などをイメージしている我々の前に現れるのは要塞としての面影を留める通路です。石が積み上げられた暗い地下室のような通路が続きますがこれがまさにかつてのルーブルなのです。いま自分はどこにいるのだろうかと戸惑ってしまいかねないので注意が必要です。
要塞として建設されたルーブルはやがて14世紀を迎えると宮殿として大規模に改修され、ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に移るまではここがフランスの宮殿として使用されていたのです。その様子は館内のあらゆるところから見て取れることでしょう。ここかしこに豪華な内装となっているのはこのためです。特にドゥノン翼2階のアポロンの間には豪華な装飾品などが展示されています。
王宮がヴェルサイユに移った後のルーブルは芸術家たちの住居や作業場として使用されることになり、またナポレオンが各地に遠征を繰り返した際に略奪してきた芸術品もここに集められるようになってからコレクションはさらに充実することとなりました。
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