油絵から味わえるフランス ギュスターヴ・カイユボット / パリの街


 今日の油絵もまたパリを舞台にしています。1877年に作られた”Rue de Paris”「パリの街角」と言う作品で212cm×276cmの物です。描いたギュスターヴ・カイユボットがジョルジュ=ウジェーヌ・オスマンのパリの大改造の影響を受けて、この絵を描きました。

パリの美と大きさを描き出そうとしたギュスターヴ・カイユボットが目指したのはパリを写実的に表現するということでした。遠近法を上手く使って、人間の目から見える景色を描きました。規模もきちんと守って、油絵の世界の一部になると感じると言うのは珍しい事ではありません。

建築的に現存のオスマン通りの雰囲気が浮かびます。建物が並んで、同じ様式で、今のパリのオスマン通り・オペラ通りと本当に近い雰囲気です。その建築様式が現存するということは、観光客にとってはパリへの魅力の一つかもしれません。絵を見ると、改造されたパリに心理的な困惑と、キャラクターの寂しさ・メランコリックな印象も大きく感じられます。


こちらはギュスターヴ・カイユボットの作品と、現代のオスマン通りの写真です。スタイルがすごく近いですね。パリの雰囲気を現場で感じたいと思われた方は、フランスエクスプレスのパリツアーがいかがでしょうか?美術の歴史の深いパリが美術館の好き方に、忘れない思い出を作りを担ってくれるでしょう。パリへのご旅行をお考えでしたら、是非ご問い合わせください。










フランスエクスプレス
フランスエクスプレス

  • 油絵
  • フランス
  • 美術
  • パリ
  • オスマン