今日は日本ではまだ馴染みのない、オーヴェルニュ産のワインについて少しお話したいと思います。
元来ワインの産地というのは、流通の便のよい川沿いにあるのが通例。しかし、ここ「フランスのへそ」、内陸部のオーヴェルニュでも、実は古くからワインの生産が行われています。
火山帯特有のミネラルに富んだ土壌、そして「ボルヴィックVolvic」などのミネラルウォーターでも有名であるように、恵まれた水資源。ワインの生産に欠かせない要素がそろっているのです。
主なブドウの品種はガメイle Gamay。日本でも一大ブームをつくった、かのボージョレ・ヌーヴォーBeaujolais nouveau にも用いられる品種ですね。でも、オーヴェルニュ地方のガメイはより力強く、熟成に向くとのこと。スパイシーかつストレートな果実味をもったワインに仕上がります。
2010年にA.O.C(原産地統制名称)に昇格したコート・ドーヴェルニュCotes d’Auvergneは、代表的な銘柄です。樹齢100年ものガメイ・ドーヴェルニュを用い、十分に熟成させたワインに出会うことができます。日本に輸入されるようになったのはここ数年とのこと。
日本ではまだあまり知られていないワインを、現地で味わう先取り感!オーヴェルニュのテロワールを感じながらぜひ堪能してみてください。
旅のご相談は当社まで、お気軽にお問い合わせください。