バルカン半島のアルバニアから持ち込まれた1本のブドウの木がその始まりと言われています。この品種は、この地に住んでいたケルト系民族の名を取って、ビチュリカBituricaと名付けられました。これが、現在の主要品種、カベルネ・フランCabernet Francやカベルネ・ソーヴィニョンCabernet Sauvignonのご先祖さまとなるのです。
ここから約2000年の歳月をかけて、ボルドーワインは発展を遂げてきました。
ボルドーワインの最大の特徴は、2種類以上の品種をブレンド=アッサンブラージュして作られるということ。
これにより、その年のブドウの最大の魅力を引き出して、ワインに仕立てるのです。自然の恵みと、作り手の技とのコラボとも言えますね。
ブドウの出来不出来や収穫量は、気候やブドウの木の樹齢などの要件によって毎年変わります。近年では2014年が赤白ともに、ボルドーワインの当たり年となりました。
2016年6月、ボルドーの町に新たな観光名所、シテ・デュ・ヴァンLa Cité du Vinがオープンしました。
博物館ともテーマパークとも一線を画した、ワインとワイン文化に関する総合施設。
五感に訴える体験型のアプローチが特徴で、世界のワインが味わえるワインバーも併設しています。ワインカーヴも備え、その広さはなんと600平米というから驚きですね!!
ワイン好きのあなたに、ぜひ一度訪れていただきたい名所の誕生です。
Crédit Photos:Cité du Vin