パリを歩こう!|5ème arrondissement


ソルボンヌ大学のある街、5区はカルチェ・ラタン(ラテン語の街)という異名を持ち、古くから学生が行き交う学術の界隈として有名です。住民も裕福なインテリ層が集まるそんな5区を深く掘り下げて参りましょう。  


〇ソルボンヌ大学



神学者ロベール・ド・ソルボンヌが神学を学ぼうとする若者に向けて学寮を創設したところから開設されたのが、ソルボンヌ大学。 フランスで最も知られている大学の名前ではないでしょうか。

まだフランス語が国語として統一されていない時代の共通語はラテン語でした。カルチェ・ラタンの名前はこうした歴史から名付けられたのですね。ちなみにパリ大学は第1大学から第13大学までありますが、1,3,4の大学を指して、ソルボンヌ大学と呼ばれています。 物理学者キュリー夫人や哲学者ボーヴォワール、文豪のユゴーなどが卒業生。

〇パンテオン




パリの守護聖人「聖ジュヌヴィエーヴ」。15歳で修道女となった女性。パリが攻められそうになると祈りの力で追い払い、その軍はオルレアンへ向ったという伝説が残されています。

パンテオンは彼女を献堂するためまずはサント=ジュヌヴィエーヴ教会として建設されたところから始まり、18世紀後半にはフランスの偉人を祀る霊廟として今日まで5区のシンボル的存在となっています。思想家・哲学者のルソーやデカルト、画家モネなどの数々の有名人たちがここに眠っています。

〇ムフタール通り

学生たちが勉強した後、おなかがすいたらここ!というのがムフタール通りです。パリの胃袋との異名を持つこの界隈は学生のみならず地元の人々もこぞって訪れます。 パリのマルシェは量り売りが出来たり、ほしい数だけ注文出来たりするので、美味しいパン屋さんでバゲットを買い、ハムやさんとチーズやさんで一切れずつ注文をして自家製サンドイッチを作るのも楽しそうです。ショーウィンドウを見ているだけで思わず食欲がそそられてしまいますね。




若い活気にあふれ、パリのエスプリが育つ街そんな5区のお散歩でした。







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