フランス南西部「カタリ派の里」Pay Cathareペイ・カタール


フランス南西部にあるカタリ派の里「ペイ・カタール」では12世紀から13世紀にかけてキリスト教異端派が活動をし、繁栄を極めていました。

またの名をアルビジョワ派と呼び、アルビの地名に由来しています。 彼らは物質世界からの解放による天国到達の道を目指すため禁欲生活を徹底することにより完徳者となることを目指し、それは当時のキリスト教の堕落ぶりに真っ向から対立する考え方でした。 教皇庁はカタリ派の人気に恐れをなし、アルビジョワ十字軍を結成。異端審問制度を実施し、カタリ派は殲滅させられるという史実があります。


その最後の牙城がフランスオード県(Aude)にあるケリビュス城(Chateau de Queribus)。現在は、天守閣のテラスからピレネー山や地中海を見晴らすことができ、密かな観光スポットになっています。

そして、カタリ派が火刑にかけられた場所がヴィルルージュ・テルムネス城です。
城壁に囲まれた村は当時さながらの中世の雰囲気を今に残しています。




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