フランス陶器巡り ⑤セーヴル焼


前回ご紹介のリモージュ焼き同様、磁器の文化は中国からヨーロッパへと渡り、その代表格ともいえるのが、ドイツの「マイセン」でした。
このマイセンに追いつきたい!とルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人は持っており、王を説得しセーヴルという町に1759年フランス王室御用達の製陶所が設立されたそうです。


ルイ15世により金彩と色絵の独占使用が宣言され「国王の青」”Blue de Roi(ブル・ドゥ・ロワ)”と呼ばれるまでになりました。
フランス革命により一度破壊されたこの製陶所も1824年ナポレオンが国立セーヴル製陶所として新しく設立。


貴族に愛された絢爛豪華なセーブル焼を見るなら、パリ郊外にある「セーヴル陶磁器美術館」へ足をお運びいただくのがおすすめです。
2000点ものセーヴル焼きとの邂逅が果たせそうですよ。


 







フランスエクスプレス
フランスエクスプレス

  • セーヴル
  • 国立製陶所
  • ポンパドゥール夫人
  • 陶磁器