地方で食べたいフランスチーズ


  トレーに載せられたチーズを選ぶとき、デザート選びよりもわくわくする時はありませんか?
フランスには「一つの村に一つのチーズ」という言葉がある程、その地方の気候や特性にあったチーズが作られ、地元の人々の食事をより豊かにしています。フランスを旅したら、それぞれの地域のワインもさることながら、チーズにこだわって食事を楽しむとまた、旅行の楽しみが広がりますね。ここでは、フランスでも品質保証(AOC)を取得しているチーズを中心にフランスを旅する時のお勧めチーズをご紹介致します!

  

【オーヴェルニュ、ローヌアルプ地方(Auvergne et Rhône‐Alpes)】
1.ブルー・ドーベルニュ(Le Bleu d'Auvergne)⇒ブルーチーズ。舌を刺激する塩味。軽いヘーゼルナッツの風味。
2.カンタル(Le Cantal)⇒ナッティな風味。熟成が進むと力強い味わいに変化。
3.ルブロッション(Le Reblochon )⇒サヴォワ地方のウオッシュタイプのチーズ。クリーミーで食べやすい。

【フランス東部:ブルゴーニュー地方(Bourgogne)】
4.エポワス(L'Epoisse)⇒ウオッシュタイプのチーズ。匂いがとにかく強烈。だが、クリーミーで食べやすい。
5.モン・ドール(Le Mont d'Or)⇒中身が柔らかく木箱に入れておかないと形を保てない。繊細でまろやかな味わい。
6.キュレ・ナンテ(Le Curé Nantais)⇒ミルクのおだやかな甘み。熟成後も弾力がある。

【フランス西部:ブルターニュ、ノルマンディー地方(Bretagne et Normandie)】
7.セル・シュール・シェール(Les Selles-sur-Cher)⇒シェーブル特有のコクと酸味、ほのかな甘みと塩気のバランスが良い。
8.カマンベール(Camembert de Normandie)⇒牛乳から作られた白カビチーズ「チーズの女王」と呼ばれる。
9.ポン・レヴェック(Le Pont l’Evêque)⇒マイルドな味わい。しっかりとしたコクがあり、かすかにミルクや木の実のような風味。

【フランス北東部:アルザス地方他(Alsace)】
10.マンステル(Munster)⇒アルザス地方のチーズ。ウオッシュタイプ。匂いがきつめなものの、中はかなりクリーミーで食べやすい。
11.ラングル(Le Langres)⇒ウオッシュタイプ。塩が効いているがまろやかな口当たり。
12.マロワル(Le Maroilles)⇒フランス北部Lille周辺で作られる。しょっぱくてきつめの味だが舌ざわりは柔らかくとろける感じ。

【フランス中央部:イル・ド・フランス地方(île de France)】
13.ブリ・ド・モー(Brie de Meaux )⇒牛乳から作られた白カビチーズ。癖のない味が特徴。「チーズの王様」と評された。
14.ブリ・ド・ムラン(Brie de Melun)⇒力強く濃厚。塩味も酸味も強いためクセのある男性的なチーズとされる。
15.クロミエ(Coulommiers)⇒クリーミーでやさしい味わい。若いうちは酸味があり、あっさりしている。

【フランス南部:ミディ・ピレネー、オック地方、コルス圏(Midi‐pyrénées、Occitanie et Corse】
16.オッソー・イラティー(L'OssauーIraty)⇒羊の乳で作った伝統的なチーズ。濃厚で酸味のあるバターのような香り。
17.ブロッチュ(Brocciu)⇒ほんのり甘く軽い口当たり。羊の乳清(ホエイ)で作ったものは特にまろやか。
18.ペラルドン・デ・セヴェンヌ(Le Pélardon des Cévennes)⇒ヨーロッパで最も古いチーズの一つ。山羊の生乳で作られ、牧草の香りがする。
19.ロックフォール(Le Roquefort)⇒羊乳で造られた青かびチーズ。「羊飼いが洞窟に置き忘れてきたチーズ」という言い伝えがある。

  フランス人のチーズの1年間の消費量は26kgと日本人の10倍以上だそう。チーズの本場で是非地方ごとのチーズを味わってみて下さいね!

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