ラスコー洞窟を見にフランス・モンティニャックへ


 ラスコー洞窟、それは約80年前に発見された洞窟で、その天井面・側面には約20,000年前の旧石器時代後期のクロマニョン人によって描かれた壁画が数多くあります。

 

1940年に発見されてから数年後、洞窟の一般公開が始められましたが、観光客が吐く息の二酸化炭素や持ち込む微生物のせいで洞窟の劣化が早まり、1963年に洞窟は閉鎖されました。その後研究者らのみにしか公開されていませんでしたが、この感動を伝え続けようという思いから、「ラスコーⅡ」「ラスコーⅢ」「ラスコーⅣ」と洞窟のレプリカや博物館が作られました。

 

「ラスコーⅣ」は2016年にオープンし、ここでは洞窟壁画が100%完璧に再現されたレプリカをタブレット付きガイド案内で見学することができます。またその洞窟レプリカを見学した後はラスコー洞窟に関する博物館へと続く施設です。1年で約40万人の観光客が訪れる人気の場所です。

 

現物ではないものの、その再現力は素晴らしく、はるか昔に描かれた壁画には圧倒されるものがあります。

 

その壁画の中で最も有名なのが、牛の壁画です。その牛の角は遠近法で描かれています。

 

壁画は古い絵の上に新しい絵が重ねて描かれていて、それは絵画の空間としては意識されてはいなかったということにもまた魅力を感じます。

 

フランス旅行をお考えの方は是非、フランス・モンティニャックでしかできない、ラスコー洞窟を訪ねてみてはいかがですか?










フランスエクスプレス
フランスエクスプレス

  • フランス
  • モンティニャック
  • ラスコー
  • 洞窟
  • クロマニョン人
  • 壁画
  • 旧石器時代