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アヴィニヨンの歴史あるシアター
フェスティバルでの出し物は、演劇、バレー、ミュージカル、大道芸、コンテンポラリーダンス、マリオネットなどなど実に幅広いジャンルに渡ります。このフェスティバルは有名カンパニーが招かれて出演する公式の「IN」と自主公演の演劇の「OFF」があって後者の公演数はなんと1400以上。
大掛かりですぐにチケットがなくなってしまうような舞台から、路上のパントマイムや楽器演奏まで、街全体に公演予告のポスターが貼り巡らされ、街はフェスティバル1色になります。

南仏といえばカンヌ映画祭が有名ですが、こちらはパス(資格)をもった映画関係者や有名スターしか基本的には入れません!でも、アヴィニヨンの演劇祭は一般の人に広く開かれた親しみ易いお祭りです。世界中の演劇人が集まる中で、日本の「劇団東京乾電池」や「珍しいキノコ舞踊団」なども「OFF」として今まで出演しています。

日本の劇団もスタンディングオベーションを受けたことがある程ですから、言葉の壁は越えられるはずですが、ちょっと心配な方は音楽やダンスの公演を選ばれるのも良いですね。街の至るところで、ビラを配る出演者にも出会います。舞台と客席の距離も近く、演者と観客が一体になって盛り上げる…元気をいっぱいもらえるイベントです。

こちらは、アヴィニヨンの大きな見どころの一つ。アヴィニヨンの教皇庁。1300年代にローマ法王の座がローマからアヴィニヨンに移されていた時代(アヴィニヨン捕囚)がありました。こんな荘厳な建物の中庭でも演劇の催しが見られるなんて、ちょっと贅沢な時間です。7月に南仏に訪れる準備のある方、是非アヴィニヨンにも足を運ばれてみて下さいね。
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