オランジュリー美術館と印象派


印象派を代表するフランスの画家といえば、クロード・モネ。
モネの代名詞ともなっているのが1890年代終わりから描きはじめた最後の大連作『睡蓮』。「NYMPHEAS/ニンフェア」(精霊)
パリの北にあるジヴェルニーで描かれたもので、一日の中で刻一刻と変わっていく光を捉えようとしたエピソードが有名です。
ジヴェルニーは地理的に緯度が高いところにあるから、光の変化を捉えるのはかなり忙しかったんじゃないかと、思います。



さてさて、今日は『睡蓮』が飾れているパリのオランジュリー美術館を御紹介します。オランジュリー美術館は、コンコルド広場側のチュイルリー宮殿、セーヌ河寄りにあります。もともとチュイルリー宮殿の温室でしたが、1927年にモネの連作『睡蓮』を置くために美術館として整備されました。



1999年から改修工事が行われ、2006年に再オープン。館内はモネの『睡蓮』が見られる部屋と、その他のコレクションが見られるゾーンに分かれているので、うっかりモネだけ見て帰らないように注意したいところ。笑



モネのための特設ルームは、太陽光が溢れる美しい部屋。自然光が入るように設計された卵型の天井が印象的。
内装はプロジェクトリーダーのピエール・ジェオゲルと建築家オリヴィエ・ブロシェのコラボレーション、外側は歴史的建築物専門のミシェル・グタルによるもの。外部と内部の建築家が違うところが面白いなと思います。

☆オランジュリー美術館で見られる主な絵画☆
作品:モネ「睡蓮」「アルジャントゥイユ」、ルノワール「道化師姿のクロード・ルノワール」「ピアノを弾く少女たち」「長い髪の浴女」、モジリアニ「ポール・ギョームの肖像」、セザンヌ「セザンヌ夫人の肖像」、ピカソ「水浴の女」、ローランサンローランサン 「マドモアゼル・シャネル」 、ユトリロ 「ラ・メゾン・ローズ」 、ルソー「結婚式」、ドラン、シスレー、マティス、ゴーギャン ほか。

  
また、オランジュリー美術館をシンメトリーに建てられているジュ・ド・ポム(テニスコートという意味)もオススメです。
写真や映像の展示があり、コンテンポラリーアートの美術館として人気です。マレ地区のサン・ポールにも別館があります。
最近では、フェディリコ・フェリーニ展や、チャーリーチャップリン展がすばらしかったです。


気になる方は、チェックしてみてください☆

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