コルマールで中世の気分に浸ったら、次はワインの産地で田園風景を楽しみたい。ここから先は電車でのアクセスが難しいため、グループ旅行には専用車チャーター、ひとり旅にはバスがお薦め。長期滞在なら、レンタカーで気ままに色々な村を巡るのも良さそうです。
個性的な小さな村々が多いこの辺りで、一番のお薦めは「リクヴィル」と「カイゼルスベルク」です。
リクヴィルは「ブドウ畑の真珠」と呼ばれる美しい村で、畑のある丘陵から村を眺めていると、愛らしい佇まいに魅了されます。絵のような風景です。ここはリースリング、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネールなどのワイン造りで知られる街。村役場からジェネラル・ドゴール通り（ドゴール将軍の通り）に沿って、ワインショップやクグロフ、マカロンの店が並び、とても良い香りがします。
カイゼルスベルクは、ローマ時代からの歴史を持つ村で、様々なスタイルの民家が残っています。工芸品やワインが並ぶ店を眺めているだけで楽しく過ごせます。サント・クロワ教会も見ておきたいところ。
この村のメインストリートも、名前がジェネラル・ドゴール。第二次大戦中、フランスをドイツから開放したシャルル・ドゴールは、アルザス地方ではヒーローなのでしょう。（注：アルザス地方に限らず、ジェネラル・ドゴール通りがある町は多い）
カイゼルスベルクは、ノーベル平和賞を受賞したシュバイツァー博士の故郷でも有り、その生家は博士の活動を紹介する記念館となっています。
見逃せない、美しいアルザスワイン街道！
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