カルチエ・ラタンの巨大建造物パンテオン


サン・ミッシェル大通りをセーヌ川から出発してのぼっていくと、素敵なお店や本屋が立ち並んでいます。その中で突如ギリシャ風の巨大建造物が目に入ったらそれはパンテオンです。左手側に現れます。

このパンテオンはパリの守護聖人サント・ジュヌヴィエーヴを祀るための教会として、1755年に建築が始まりました。しかしフランス革命後の国民議会にてパンテオンは教会ではなく、フランスの偉人を祀るための墓所として利用されることになります。パンテオンはゴシック式ではなくギリシャ建築をもとに設計された新古典主義建築です。石の強度を生かし洗練されたその姿は新古典主義建築の傑作とされています。マルク・アントワーヌ・ロジェによって「完全なる建築のモデルでありフランス建築の真の傑作」と賞賛されたという逸話も残っているほどです。内部も石の重さを感じさせないほどの空間が広がっている存在感のある建築です。

またこのパンテオンはレオン・フーコーという科学者が1851年に振り子の実験をしたことでも有名です。10メートル以上の長い振り子に重いおもりをつけてその様子を観察していると、地球の自転によって振り子の動作が徐々に変化していきます。これによって初めて物理的に地球の自転が証明されました。この振り子実験は今でもパンテオンで行われています。この実験の内容がよく理解できなくともその荘厳な雰囲気に感動してしまいます。ぜひご覧ください。


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