モンマルトルの丘の上にあるサクレクール寺院


パリ市といえばどのくらいまでの範囲のことを言うのでしょうか。某パリ市民たちの話によるとモンマルトルの丘の影がかかるところまでだそうです。それだとモンパルナスあたりが含まれないようなことになりそうなものですが、どこかロマンチックな話です。

このモンマルトルの丘の上にそびえ立っているのが、サクレクール寺院という教会堂です。この教会堂は大変珍しいことに、ロマネスク・ビザンチン様式のバジリカ大聖堂となっています。パリでは他に見られないオリエンタルな雰囲気といい、教会堂の白さといいモンマルトルの丘によく映えるものです。1877年に着工され1914年に完成した新しい教会でありながら、その存在感はパリの中でも群を抜いています。普仏戦争やパリ・コミューンによって命を落とした人々を讃えるためにこの教会堂は建設されました。サクレクール寺院にはゴシック建築聖堂のような巨大なステンドグラスはありませんが、キリストを描いた巨大なモザイク天井画が今日も訪れる人を温かく迎えています。

このサクレクール寺院はパリ市内の意外なところからもその姿を見ることができます。たとえばパリ南西部16区のグルネル橋からもサクレクール寺院は観察できてしまうのです。サクレクール寺院は思わぬところで視界に入りこんできます。パリ市がモンマルトルの丘の影がかかるところまでというのもよく言ったものだと感心してしまいます。


パリ周辺での専用車手配、ガイド手配を承ります。こちらをご覧下さい。

クオリティの高い旅をコーディネート フランス旅行専門店【フランスエクスプレス】









フランスエクスプレス
フランスエクスプレス

  • サクレクール寺院
  • モンマルトルの丘
  • バジリカ式
  • パリコミューン
  • ビザンチン様式
  • パリ
  • フランス
  • 旅行
  • ツアー
  • 観光