ここも大変古い歴史を持つ場所で、スペインの一大巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラへと続く巡礼路「ル・ピュイの道」上に位置する重よな地点なのだそうです。
この村の一番の見どころはやはり「サントフォワ教会」でしょうか。
何でもこの村には、4世紀初頭に12歳で殉教した聖女フォワの遺骨が納められているのだそうで、その彼女を崇拝する巡礼者が多数訪れるようになり、そのピークを迎えた11世紀中ごろに建立されたのが、この教会だということです。
ロマネスク様式の建築物としても大変貴重な教会で、正面のタンパンには細かい彫刻な施されていて、思わず嘆息しそうです。
ちなみに、この聖女は近郊の町アジャン出身にして、アジャンにて殉教。
じゃあ、なぜコンクに?と思われるかもしれませんね。
コンク出身の修道士がアジャンから盗んだという説もありますが、ノルマン人の侵略を恐れ、アジャンから避難させたという説もあるそうです。
いずれにしても、数奇な運命を経て聖女フォワ所縁の地となったコンクは、今でも多くの巡礼者が訪れるといいます。
宗教は違っても、この町はきっと多くの人々をひきつける力を持っているのでしょうね☆
[4月25日(土)トゥールーズ発]
聖地へと続くミディピレネー地方 コンクなど巡礼地や美しい村を訪ねる旅
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