ジャン・コクトーを訪ねに Manton


南仏に憧れを抱いた芸術家は数多く存在しています。ジャン・コクトーもその中の一人でした。イタリア国境まですぐのManton(マントン)は毎年2月に開催されるレモン祭りで有名ですが、コクトーにゆかりのある街でもあります。 

マントン市庁舎にはマントン市長の依頼によりコクトーが手掛けた結婚の間があります。マントンの帽子を被った新婦と、地中海の漁師の帽子を被った新郎が壁いっぱいに描かれています。フランスでは市役所で結婚式を挙げるのが一般的です。日本からも希望をすれば挙げられるそうですよ!

 
そして、コートダジュールの海岸にそびえる要塞美術館とその目と鼻の先に新しく開館したジャン・コクトー美術館があります。要塞美術館は晩年の作品と陶芸作品が展示され、コクトーの遺志が残されていると言われています。ジャン・コクトー美術館は美術収集家でもあるワンダーマン氏が寄贈した1,000点以上の作品が収蔵されています。コクトーの作品がもっとも多くコレクションされている美術館です。 

レモンの香りに包まれ、紺碧の地中海を眺めながら、コクトーの芸術を楽しめる素敵な街マントンに行ってみてはいかがでしょうか? 


 








フランスエクスプレス
フランスエクスプレス

  • ジャン・コクトー
  • マントン
  • レモン祭り
  • 結婚の間