リヨンにちなんだ人物について少しお話したいと思います。
リヨンの町に空から到着する人は、まずその空港名が印象に残るのではないでしょうか。
その名も「リヨン・サンテグジュペリ空港」。
そうです、かの有名な「星の王子さまLe Petit Prince」の作者は、このリヨンの地に生まれました。2000年、彼の生誕100周年を記念して、パイロットだった彼にふさわしい場所、空港にその名が付けらました。
リヨンの中心、ベルクール広場にも、星の王子さまとともにリヨンを見つめるサンテグジュペリの像を見ることができます。
かのエジソンと並び、「映画の父」と称されるのが、リュミエール兄弟です。
19世紀末、エジソンの「キネトスコープ」が一人用の映写機だったのに対し、それを改良しスクリーンに映し出したのが彼らでした。「シネマトグラフ」の誕生です。
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これにより、多くの人が同時に映画を楽しむことができるようになり、映画館のさきがけとなったと言われています。
フランスでは、映画は「第七の芸術」とされ、その価値が高く評価されています。リヨンの彼らの生家は「リュミエール研究所Institut Lumière」として保存され、博物館やスクリーンも併設されています。
映画好きのあなたには、ぜひ訪れてもらいたいスポットです。
リュミエール兄弟の生家、現在のリュミエール研究所
ちなみに、Lumièreとはフランス語で「光」のこと。光をつかさどる映画の父にふさわしい名ですね。
毎年12月8日を含んだ数日、リヨンでは「光の祭典La fête des lumières」が行われます。
町中に光があふれ、クリスマスムードと相まって、それはそれは素敵です。
冬のリヨンに訪れてみませんか?