パリ生まれの7つのお菓子 ① Le millefeuille (ミルフィーユ)


 

だんだんと涼しくなり、食欲の秋の到来ですね。少し肌寒くなってくると暖かいコーヒーや紅茶とあま~いお菓子が食べたくなってきたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

今回はパリ出身のお菓子たちを特集。知られざる逸話を探り味わってみましょう!
第1回目はMillefeuille(ミル・フィーユ)です。


1651年 François Pierre de La Varenne(フランソワ・ピエール・ド・ラ・ヴァレンヌ)が考え生み出したこのお菓子は、Marie-Antoine Carême(マリー-アントワーヌ・カレーム)により完成されました。その後、Adolphe Seugnot(アドルフ・セニョ)がパリ7区のRue de Bac(リュー・ド・バック)のパティスリーで働いているところ、人気を博したということです。


フランソワ・ピエール・ド・ラ・ヴァレンヌ

パート・フィユテというバターを何層にも練りこんだ生地を焼くことにによってまさに名前の通り「千枚(ミル)の葉(フィーユ)」のようなほろほろと崩れるパイ生地が出来上がります。
そこにクレーム・パティシエールを挟み層状に作り上げていきます。上から粉糖またはフォンダンをかけて完成。






日本へこのお菓子が上陸したのは明治初期(1870年)ごろだそうです。横浜外国人居留地にいたサミュエルペール氏に師事した村上光保氏が製法を学んだということです。
今でも人気のミルフィーユはパリ生まれでした。











フランスエクスプレス
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