今回ご紹介するのは「Antibes(アンティーブ)」です。

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アンティーブはカンヌとニースの間に位置します。美しい海が一面に広がり、夏のバカンスの避暑地として人気の街です。また多くの芸術家たちにも愛された街です。
他の南仏の街に比べ、古い歴史を持った街でローマ時代の遺跡が残っています。その遺跡として有名なのが、古代ギリシャ時代に基礎が築かれた城砦のグルマンディ城です。このグルマンディ城は1928年から市の博物館として利用されました。1946年の夏、隣町オルフ・ジュアンに滞在していたピカソが9月半ばから11月半ばまでの2か月間、城の最上階にある南角の部屋にアトリエを持ち、創作に励みました。その後ピカソはこの時期の作品の大半を永久貸与としました。そして1966年、ピカソ美術館を開館しました。この美術館ではピカソのアトリエ部屋も開放されていて見学することができます。

またもう一人のアンティーブを愛した芸術家が「レイモン・ペイネ」です。愛をテーマにしたアートが人気で、アンティーブにあるペイネ美術館では、彫刻から工芸品まで幅広いペイネの作品を見ることができます。
またアンティーブには大きな港やビーチがあり、海の潮風に吹かれながら沿岸を散歩することや、美しいヨットハーバーの景色を眺めることもできます。
こちらアンティーブもコート・ダジュール旅の一日また半日を過ごすのにおすすめの街です。
