リボーヴィレ、リクビル観光協会より写真抜粋(https://www.ribeauville-riquewihr.com)
その昔、楽器をなくした笛吹の男がたまたま通りかかったリボーヴィレの領主に金貨を与えられ楽器を手に入れることができたそうです。この笛吹の祭りは、日ごろから土地の領主に守られているという感謝の気持ちを込めて毎年楽隊が集められ、パレードをするようになったことが起源とされています。
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雨上がりのリボーヴィレの街、アルザスらしい木組みの建物が印象的
中世の歴史や文化に関連させながら、毎年異なるテーマで開催されるようになりました。今年は、8月31日(土)と9月1日(日)の両日です。特に大がかりなパレードが9月1日の14:30から行われる楽隊の行列です。大きな山車と鼓笛隊と共に中世の衣装に身を扮した人々が様々なパフォーマンスを披露します!
この行事は、領主への感謝と共に、街全体が抱いているお祭りを盛り上げる音楽家や道化師などへの敬意があります。幸せをもたらしてくれる者達への感謝の心がずっとお祭りの伝統や賑わいを守っているのですね。

さて、リボーヴィレといえば、コウノトリです!リボーヴィレ近郊のユナビルの街にはコウノトリの保護センターがあります。ここでは、絶滅危惧種の問題に向き合い、コウノトリの繁殖や保護活動が盛んに行われています。そして、リボーヴィレでも、こんな風に建物の上部にコウトリの巣やそこに戻ってくる野生のコウノトリの姿が‼
「コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れる」「赤ちゃんはコウノトリが連れてくる」という言い伝えがあるように、その姿を垣間見られるだけでとっても幸せな気持ちに包まれます。

リボーヴィレでは赤いテーブルクロスをよく見かけます。
テーブルリネンの老舗、ボーヴィレ(Beauville)も有名
アルザスの人々は、ドイツとフランスとの領土争いによって、幾度も国籍が変わり歴史に翻弄されてきたが故に、アルザス人であることに人一倍誇りを持ち、他者への感謝の気持ちを忘れません。そして、彼らの愛する郷土にはリボーヴィレだけでなく、リクヴィルやコルマールなど絵本の世界のようにメルヘンな魅力の詰まった街がぎゅっと集まっています。
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