旧ニッコードパリ 今はノボテル
栄枯必衰? あの頃が懐かしい


日本航空(JAL)全盛時代にヨーロッパにおける日系ホテルの草分けとしてオープンしたニッコードパリ。
昔は随分とお世話になりましたが、数年前にリストラ策の一環としてノボテルになってからはご無沙汰でした。
今回は久々に(4年ぶりかな?)このホテルに宿泊です。

このホテルはなぜかフロントが2階(ヨーロッパでは1階)にあって、エスカレーターを上ってチェックインという不思議な構造になっていました。ノボテルに なってからも変わっていませんが、フロント周りは随分と改装されていて当時の面影がありません。ニッコー時代にはフロントに一人は日本人スタッフ又は日本 語の分かるスタッフがいたのですが、そのスタッフも今はいません。もうフランスのホテルになってしまったんだなぁ、と少しノスタルジックになっていると見 つけました。なんと弁慶が残っているではありませんか。パリ随一の高級日本料理店として君臨していた弁慶、その値段の高さには少々泣かされましたが日本的な サービスと料理の味は確かでした。





チェックインが昼過ぎだったこともあって、思わず昼食は弁慶へ。ランチで30ユーロくらいで確かに高めですが、味は当時のままでした。聞けば朝食のサービスも行なっているとの事。やっぱりうれしいですね、和食派としては。
翌朝も弁慶にお邪魔して和定食をいただきました。ノボテルになっても弁慶があることでニッコーの面影を偲ぶことができたのがせめてもの救いですね。

ひしひしと日本の国力の低下を感じたパリの滞在でした。


部屋からの眺め セーヌ川と自由の女神 








フランスエクスプレス
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