日本では、
素麺、せいろ、ざるうどんの3トップが活躍する季節がやってきました。
しそやミョウガ、あさつきをどっさり載せて、
軽くあぶったお揚げや蒸し茄子をトッピングに、
少し濃いつゆで頂く素麺。
お箸の国の人で良かった。
でもお箸の国の人ではない、乳製品の国の人はどうするの?
パンの国の人はどうするの?
たまたまインターネットで、
”Vous mangez quoi quand il fait chaud comme ça ?
/こんな暑い日に何を食べますか?”
なんて書き込みを発見しました。
それに対し、多くの人が
”私はサラダとヨーグルト”
”サラダとフルーツ”
”サラダしか食べられない”
という答え。
書き込んだ本人も
”De notre côté, on fait souvent des salades.
/ちなみに自分はサラダ作ります”
なんて書いてるんですけどね。
ということで、今回はサラダのお話です。
フランス語でサラダles saladeというと、
サラダ ともう1つサラダ用の葉っぱの事を指します。
日本ではレタスやサラダ菜、ルッコラなどが定番です。
フランスでの葉っぱの代表格は
mâche/マッシュ、frisée/フリゼ、loquette/ロケット、
endives/アンディーヴ
と、この辺でしょうかね。
ロケットはルッコラとして、
アンディーヴはエンダイブとして日本でも知られています。
mâche/マッシュやfrisée/フリゼは日本では見かけませんが、
(トップ画像参照ください)
mâcheは柔らかでそんなにくせのない味。
friséeはちょっと苦みがあり、レタスに似た歯触りです。
ああ、葉っぱの味のコメントというのは難しいですね・・・。
これにささっとドレッシングをかけていただく。
いたってシンプルだけれど、これが一番美味しいと思います。
生マッシュルームのスライスを大量に加えるのも良いです。
まぁサラダなんて基本何を入れたって良いんですが、
日本では見かけない物としてcoeurs de palmierがあります。
これは辞書には”キャベツヤシの芽”とありますが、
そもそも日本語にしたってキャベツヤシの芽なんて、
”ヤシの木の仲間なんだろうな〜”くらいにしかわかりません。
フランス語でだって、
”私、ヤシの木のどの部分食べてるのかな?”と思ってましたし。
ということで、一応、画像が下。

でかいですね。
このでかいのの芽を摘んでなんやかんや加工したのが
画像下です。
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ちっちゃくなっちゃいましたね。
中身はこんな感じです。

coeurs de palmierは瓶詰め、もしくは缶詰で売っているので、
フランスに行ったら是非サラダにしてお試しください。
どんな物なの?と聞かれるとこれまた難しいのですが、
”食感はタケノコみたいなちょっと酸味のある円柱の食べ物”です。
こう書いてしまうとあんまり魅力的ではありませんが、
私は結構ハマりました。
マスタード・ドレッシングで是非。
ドレッシングもボトルでたくさんの種類が売っているのですが、
おうちで簡単に作れるレシピを一つ。
コレは友人のお父さんがパパッと(シャレじゃないです)作ってくれて、
あまりに美味しかったのでレシピを聞いた物です。
材料
:マスタード(粒じゃない物)
:オイル(サラダオイル/オリーブオイルだと美味しくできません)
:塩、こしょう
:ニンニクのみじん切り
:ヴィネガー(白)
コレをお好みの分量をドレッシングを作る要領で混ぜて下さい。
サラダがすすみますよ。
coeurs de palmierやホワイトアスパラガスとも相性ばっちりです。
それでは皆さん
サラダばかりでなくウナギでも食べて猛暑を乗り切りましょう。