レオナルド・ダ・ヴィンチの多才さをロワール古城とルーヴルで体感!


 今年は巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが亡くなって、ちょうど500年目の記念の年となります。モナリザの絵があまりにも有名なイタリアの画家ですが、彼とフランスには深い関係があります。今日はレオナルドにゆかりのあるロワールのお城と併せて、この秋ルーヴル美術館で予定されている必見の展示会をご紹介致します!




レオナルド・ダ・ヴィンチは、1516年に時のフランス王フランソワ1世に招かれ、イタリアからフランスに移り住みます。そして彼が最期の3年間を過ごし、終の棲家としたのがクロ・リュッセ城です。彼は、天才的な画家であると同時に秀でた技術者であり建築家でもありました。その多才さに惚れ込んだ王は、思う存分研究や設計、画業に専念できるようこの城を彼に与えたのです。


レオナルドが晩年を過ごしたクロ・リュッセ城(Château du Clos Lucé)

このクロ・リュッセ城は現在 博物館となっています。彼が息を引きとった寝室や広間を公開すると共にレオナルドダヴィンチ・パークを併設して、そこで彼の発明を現在の科学の力で再現しています。レオナルドが設計した様々な発明をIBMが実際の機械や装置にしたものが並び、グラフィック映像と共にその偉業を紹介しています。

実際に装置を試したり動かしたりすることで、彼がいかに秀でた発明家であったかを知ることができます!他のロワールの優美な古城とは一味違う探求心をくすぐられるお城です。

The Clos Lucé - the flying machine
パーク内のダヴィンチの発明品(クロリュッセ城公式HPより写真抜粋)

そして、このクロ・リュッセ城に隣接して建っていたのがアンボワーズ城です。2つのお城は地下で繋がっていて、フランソワ1世とレオナルドが行き来していました。フランソワ1世は彼のウイットに富んだ話を聞くのが大変好きで、他にもたくさんの王侯貴族が彼に会うために城を訪れたといいます。

城壁内の聖ユベール礼拝堂に、レオナルドのお墓があり、今もロワール河を見下ろし静かに眠っています。今年の春には2つのお城の敷地内で没後500年を記念する式典が行われ、伊仏両大統領も訪れたことで話題になりました!ロワールの水面に映る姿が大変美しい壮麗なお城です。


アンボワーズ城(Château Royale d'Amboise)

さて、晩年をフランスで幸せに過ごしたレオナルドですが、現存するデッサンやドローイングは数多くあるものの、確実に彼が描いたとされる絵画は十数点(15ないし16?)しかないそうです。そういった中でルーヴル美術館に所蔵されているのが、「モナリザ」や「ミラノの貴婦人の肖像」などの5点…つまり3分の1程を占めています。ですから、至宝を所蔵するルーヴル美術館もレオナルドと大変繋がりが深いのです。




そのルーヴルで10月24日~2020年2月24日までレオナルド・ダ・ヴィンチ展が企画されています。これは、彼の没後500年を記念する企画で、「神の手を持つ画家」とまでいわれた彼の作品、資質や生き方などを様々な角度から解き明かします。ルーヴル所蔵以外の貴重な作品も各国から集まるので、見逃せない展示会となっています。

入場は日程や時間枠をオンライン予約する必要があるので、早めに旅程に組み込まれることをお勧めします。ロワール古城とルーヴル美術館の訪問で天才の軌跡に触れてみてはいかがでしょう。既にルーヴルに行かれた方にも新たな発見があるはずです!

*ルーヴル美術館公式HP/レオナルド・ダ・ヴィンチ展➝こちら
(公式HPには、日本語もありますが、ダ・ヴィンチ展詳細については仏語・英語のみの説明です。)

☆関連ツアー

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